お稽古会は、毎年3回です。概して以下のような内容に
なっています。
●1月末~2月初めに「新年会」の名称で行われるお稽古会。
内々の会で、お客様は呼びません。
●4~5月に「青嵐会」の名称で行われる発表会。
お客様にも来てもらう正式な会です。
●8~9月頃に「歌仙会」の名称で行われるお稽古会。
浴衣会とも言い、内々の会で、お客様は呼びません。
きょうは「新年会」。連れ合いは『難波(なにわ)』のお仕舞と
お謡3番に出演しました。
お謡の役は、『恋重荷』シテ・『弱法師(よろぼし)』ワキ・『実盛』ワキです。
新年会には、「福引」という恒例の行事があります。
出席者がそれぞれ品物を持ち寄り、くじ引きでプレゼント交換会をするのです。
持参する品物はなんでもよいという訳ではなく、決まりがあります。
まず金額。これはだいたいの額が決められています。
今回は1500円程度、という決まりでした。
もうひとつの決まりは、自分が出演する能の曲または詞章にちなんだ
品物でなければならないということです。
しかも、それをクイズ形式に仕立てて
くじには詞章の他にヒントを書かないといけません。
この「福引」、いつも楽しみでもあり、その分とっても悩んでしまいます。
とてもプレッシャーのかかる行事なのです。
私は出演者ではないので、今まで勝手に曲を自由に選んでいました。
お謡3番に出演しました。
お謡の役は、『恋重荷』シテ・『弱法師(よろぼし)』ワキ・『実盛』ワキです。
新年会には、「福引」という恒例の行事があります。
出席者がそれぞれ品物を持ち寄り、くじ引きでプレゼント交換会をするのです。
持参する品物はなんでもよいという訳ではなく、決まりがあります。
まず金額。これはだいたいの額が決められています。
今回は1500円程度、という決まりでした。
もうひとつの決まりは、自分が出演する能の曲または詞章にちなんだ
品物でなければならないということです。
しかも、それをクイズ形式に仕立てて
くじには詞章の他にヒントを書かないといけません。
この「福引」、いつも楽しみでもあり、その分とっても悩んでしまいます。
とてもプレッシャーのかかる行事なのです。
私は出演者ではないので、今まで勝手に曲を自由に選んでいました。
例えば『安達原』。“あまりに夜寒に候ふ程に。上の山に上り木を取りて。
焚火をしてあて申さうずるにて候”という詞章を取り上げて
品物は「電気アンカ」。
ヒントは「これがあれば薪を取りに行くこともなく、閨を覗かれずに済んだのに・・・」
またある時は『箙』。“兜も打ち落されて。大童の姿となつて”の詞章にちなんで
品物は「ヘアブラシ&梅の花の飾りがついたヘアピン」。
ヒントは「これで髪を直してください」とか。
今回は何も思いつかず、ぎりぎりまで悩みました。
前日スーパーを巡り歩き、やっとひねり出したのが
『難波』の“寄りては打ち。返りては打ち”から
スーパーで買える「打つもの」→「うどんとそば」。
一応稲庭うどんと戸隠そばというメジャーなブランドを選択。
ヒントは替え謡風に「練っては打ち、返しては打ち・・・美味しく打ち上がりました」
これだけでは寂しいので、もう一箇所“花を散らしてどうと打つ”にひっかけ
名前がぴったりだった「揚げ玉『天華』」も入れました。
こちらは「花の代わりに散らしてお召し上がりください」とヒントを
つけてみました。
天かすを暖かい麺類に入れて食べると美味しいですものね~。
出席者のみなさん、いろいろ趣向を凝らして福引に参加されます。
いつも楽しい福引を考えてくださる某先生の今回のご出題は『殺生石』。
“野干(やかん=狐の化生)は犬に似たれば”の詞章から
犬に似たヤカン→スヌーピーの絵の入ったポットを持参されました。
ひねりが何度も入るのがこの先生の得意技です。
私が今回面白い~と思ったのは『国栖』をテーマにされた方のもの。
“天を指す手は。胎蔵。地を又指すは。金剛”という詞章を取り上げ
ヒントは「降れば天に向かって差し、止めば地を指すもの」。
さて、おわかりでしょうか?
答えは「傘」。「指す」と「差す」を上手くひっかけたところと
開いて使う時には傘の先が上を向き、閉じて手に持った時には
傘の先が下を向くのに着目したところ、スゴイ!
これだけでも、普通のなぞなぞとして使えますよね。
それを謡にも関連付けるなんて、超絶技巧だわ~と脱帽でした。
もうひとつ、『胡蝶(こちょう)』を題材にされた方は
「詞章は無関係。タイトルを10回続けて早口で言ってください」という
ヒント。もうおわかりですよね。時節柄もぴったり!
答えは、「チョコチョコっとしたチョコレート」でした。
私も好物のチョコレートを引き当てました。
『唐舩(とうせん)』より“帆を引き連れて”の詞章をもじって
「頬が引き攣れないように、リラックス・・・これで一服してください」という
メッセージを入れていただきました。
ありがとうございました。抹茶チョコ、とっても美味しかったです。
寝る前だというのに一気食べしてしまいました。カロリーが・・・。
品物は「電気アンカ」。
ヒントは「これがあれば薪を取りに行くこともなく、閨を覗かれずに済んだのに・・・」
またある時は『箙』。“兜も打ち落されて。大童の姿となつて”の詞章にちなんで
品物は「ヘアブラシ&梅の花の飾りがついたヘアピン」。
ヒントは「これで髪を直してください」とか。
今回は何も思いつかず、ぎりぎりまで悩みました。
前日スーパーを巡り歩き、やっとひねり出したのが
『難波』の“寄りては打ち。返りては打ち”から
スーパーで買える「打つもの」→「うどんとそば」。
一応稲庭うどんと戸隠そばというメジャーなブランドを選択。
ヒントは替え謡風に「練っては打ち、返しては打ち・・・美味しく打ち上がりました」
これだけでは寂しいので、もう一箇所“花を散らしてどうと打つ”にひっかけ
名前がぴったりだった「揚げ玉『天華』」も入れました。
こちらは「花の代わりに散らしてお召し上がりください」とヒントを
つけてみました。
天かすを暖かい麺類に入れて食べると美味しいですものね~。
出席者のみなさん、いろいろ趣向を凝らして福引に参加されます。
いつも楽しい福引を考えてくださる某先生の今回のご出題は『殺生石』。
“野干(やかん=狐の化生)は犬に似たれば”の詞章から
犬に似たヤカン→スヌーピーの絵の入ったポットを持参されました。
ひねりが何度も入るのがこの先生の得意技です。
私が今回面白い~と思ったのは『国栖』をテーマにされた方のもの。
“天を指す手は。胎蔵。地を又指すは。金剛”という詞章を取り上げ
ヒントは「降れば天に向かって差し、止めば地を指すもの」。
さて、おわかりでしょうか?
答えは「傘」。「指す」と「差す」を上手くひっかけたところと
開いて使う時には傘の先が上を向き、閉じて手に持った時には
傘の先が下を向くのに着目したところ、スゴイ!
これだけでも、普通のなぞなぞとして使えますよね。
それを謡にも関連付けるなんて、超絶技巧だわ~と脱帽でした。
もうひとつ、『胡蝶(こちょう)』を題材にされた方は
「詞章は無関係。タイトルを10回続けて早口で言ってください」という
ヒント。もうおわかりですよね。時節柄もぴったり!
答えは、「チョコチョコっとしたチョコレート」でした。
私も好物のチョコレートを引き当てました。
『唐舩(とうせん)』より“帆を引き連れて”の詞章をもじって
「頬が引き攣れないように、リラックス・・・これで一服してください」という
メッセージを入れていただきました。
ありがとうございました。抹茶チョコ、とっても美味しかったです。
寝る前だというのに一気食べしてしまいました。カロリーが・・・。
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