2010年 西岡義弘 陶展のご案内

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2010年1月21日木曜日

平成22年 晴謡会 新年会 


連れ合いの久世壽庵庵主の本業は、陶器製作です。

それと同じくらい、傾注しているのがお能。仕舞と謡を習っています。

来月は、大津の西武百貨店で陶展をさせていただくことに
なっているので、ただいま鋭意製作中です。

その合間にも、同好の方々と毎月催している謡の会があります。
「晴謡会」といい、1月は新年会と称して、謡と酒宴。
お酒も大好きな連れ合いは、もちろん万障繰り合わせて参加。
私も毎年、お弁当に釣られてお邪魔しています。

メンバーの年齢は、連れ合いが一番年下。
最年長の方はもう米寿を迎えられたかも知れません。
今も先生についてお稽古されている方もあれば
もうお稽古されていない方もあり
私的に教える立場におられる方もあり。
ついておられる先生も、観世流という共通点はあるものの、別の方々です。
でも、皆さんお能が本当にお好きです。

番組は、「神歌」「老松」「忠度」「草紙洗小町」の4曲。
「神歌」はいつも最年長の方がシテを勤められます。
今年も気迫のこもった、それでいて端正で品のある素敵なお謡を
聴かせていただくことができました。

「草紙洗小町」はお能の中ではお芝居に近い曲でしょうか。
大伴黒主の策略を逃れるべく、帝の宣旨に従って草紙を洗う小野小町の
シーンは、早くはやく洗って帝にお見せしなければという小町の心情が
リズミカルで美しい詞章の中に感じられるようで、面白かったです。
黒主役の方は会でも一番の実力者。
ぐっと抑えた演技で敵役に実感を込めてくださいました。
本来子方が演じる帝の役は、学生時代からずっとお仕舞をお稽古
してこられ、最近になってお謡を始められた方。
つややかな声と間の取り方がとても魅力的で、
高貴で若々しく、清新な帝を表現してくださいました。

他の方々も皆さん、それぞれにご自分のお役を力いっぱい
表現しておられるのを聴かせていただいていると
昔、マンガ片手にひとり声優ごっこをしていた頃を思い出し
ちょっと混ぜて欲しくなったりしながら・・・。

お稽古する側でも、観る側でもいいので
もっともっとたくさんの方がお能を楽しんでくれればいいのにな、と
思った一日でした。

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