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2010年1月23日土曜日

百鬼夜行抄


昨年11月半ば、入院・手術することになったと
とある知り合いの女性に話したところ
「入院中は退屈するから、お見舞いにマンガを差し入れして
あげる。読みたいマンガある?」とのお心遣いに
思わず「『百鬼夜行抄』が欲しい~~」と口走ってしまいました。

その後慌てて「長いから5冊くらいでいいよ」と言ったのですが
大判のコミックスで単価も高く、新本で買ったら結構なお値段です。
古本屋さんに行っても、必ずあるような類のマンガでもありません。
よく考えるまでもなく、まことに図々しいおねだりです。

インフルエンザ流行の影響もあり、病院は身内以外のお見舞いを
断わっていたので、彼女が病院に来ることはないまま退院となりました。
日常に復帰して何日かした頃、なんと彼女から
「古本だけど18巻手に入れたよ!」とメールが。しかも
「ちょっと読んだけど面白いね」と。
自分の好きなマンガを好きと言ってもらうほど嬉しいことはありません。
「先に全部読んでくれていいよ~。読んでから回して」と私。

忘年会で受け渡しの案も出ていたのですが、会自体が流れ
新年会ももうそろそろ時期はずれ。
こちらは快気祝の手配にかかっていたところ
きょうになって突然、宅配便で我が家へお出ましに。
朝から体温が急上昇したかと思うほど心躍る出来事です。

前の記事の続きのようになりますが
子供時代、マンガを読むのが本当に好きでした。
本も好きで、毎日図書館で本を借りているような時期も
あったから、活字中毒の子供だったのかも知れません。

本がたくさんある家でしたし、親は本を買い与えるのを
渋るようなことは滅多になかったので
本に対する飢えを感じたことはあまりありませんでした。
でも、マンガは害悪のように言われていた時代。
今思えば結構たくさん読んでいたにも関わらず
なにかしら迫害感とか不遇感とかがつきまとっていました。

それと、読みたいマンガに対する飢餓感。
これが今でも抜けず、知り合いが自身の持っているマンガを
「これ面白いよ」などと言おうものなら、なりふり構わず
「貸して!」と言ってしまいます。
これは当たり外れが大きく、いい加減にやめよう、と思うのですが・・・。

『百鬼夜行抄』も、以前別の知り合いに借りて読み
これは大当たり。すっかりお気に入りになったマンガです。
覚醒と夢の間を行ったり来たりする感覚や
夢が悪夢に変わる直前の胸が動悸を打ち始める感覚など
このマンガを読んでいると、夢と戯れていた頃の感覚が蘇ります。
4~5日はどっぷり、この世界に浸れそう。

実は、10年前に別の病気で入院・手術した時も
知り合いにマンガのお見舞いをねだったんでした。
その時リクエストしたのは『ジョジョの奇妙な冒険』です。
ジョジョは絵が大好きなのと、「スタンド」という設定が新鮮で
今も手放していませんが、新刊を追っかけて買ってはいません。
もっと最近の格闘系マンガを読むと「生身でラグビーやれよ・・・」と
思ってしまうので、もうジャンプは卒業ですね~。

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