お稽古の帰り、暗い道で段差があるのに気づかず
空足を踏んだら、右の腰と股関節が少し痛くなりました。
初めてのぎっくり腰体験は高校生。
体育の授業でハンドボールをやった時、身の程知らずにも
ハンドボール部の子のジャンピングシュートを正面から受け止めてしまいました。
一瞬息が止まり、当身をくらったらこんな感じか、という衝撃の後は
体が二つ折れのまま戻らなくなって、ほとんど四つん這いで保健室へ。
今なら「体幹が弱い」というのでしょうか。
上を向いて寝転んで、両足を上げることができないという腹筋のなさ。
加えて目が悪く、それに伴って姿勢も悪い子供でした。
母に連れられて行ったお医者様には、「身体がねじれてます」と言われ
しばらく放課後に電気治療などに通っていました。
それ以来、軽い腰痛は日常茶飯事。
何年に一度かは大きいぎっくり腰に襲われていましたが
社交ダンスを始めて7~8年した頃、左腰に強烈な痛みがやってきました。
踊る時の足首の使い方が少しわかった気がしていて
このまま続けていければ、と思っていた矢先のことでした。
あまりに痛く、よくなる気配がないので、いつもなら放置のところ病院へ。
そこで右と左の腰椎に椎間板ヘルニアがあると言われました。
「手術しても治るかどうかはわからないですよ~」とお医者様。
椎間板ヘルニアってそんなもんなのでしょうかねえ。
「あ~やっぱりな~・・・」と納得もしましたが、日がたつにつれて
「とうとうやってしまったかも・・・」という絶望感がふつふつと湧いてきました。
左足は、痛みが少し治まった後も感覚が戻らず、力が入りません。
その足に体重を乗せるとか、その足で体を送るなんてまったく無理の状況が
何ヶ月も続きました。ステップを忘れたくないのでお稽古は行ってましたが。
また、夜寝ている時、姿勢を少しでも動かした途端左足がつって目が醒めるのです。
ナマケモノみたいにゆっくりと寝返りをうちながら、もう決して治らない気がしていました。
それでも、薄皮をはがすように、というのでしょうか、少しずつ痛みがやわらぎ
車に乗るのに腰をおろして、足を持ち上げられるようになり
寝返りが一気にうてるようになり、靴下が立ってはけるようになりました。
しかし懲りないやつで、その2~3年後、今度は右腰が発症。
またまたナマケモノの日々が何ヶ月も続きました・・・。
今も右足は痺れが残っていて、感覚が戻らず、時々親指がそっくり返っています。
足がつり始めるので、長時間の正座ができなくなり、お行儀がますます悪くなりました。
でも、歩ける人は社交ダンスもできる、とどこかで読んだ言葉をたよりに続けています。
ちょっとぐらいの腰痛だったら、ダンスのお稽古でよくなることもしばしばですし。
連れ合いの仕事も、腰痛が職業病と言われています。
本人もきっちり椎間板ヘルニア持ちです。
桟板(さんいた)と呼ばれる板に、ろくろ成型した物をぎっしり並べて
それを持ち上げ、自分の頭くらいの位置にある棚に乗せているのを見ると
これ、何歳まで続けられるんだろうと思ったりします。
夫婦でヘルニアーズ。寒い時や、重い物を持った時だけでなく
風邪をひいて寝込んだ後。お腹を壊した時。会社でいやなことがあった時なども
腰痛がいつのまにか傍に来ています。
そうそう、マンガの一気読みやパソコンも、腰痛の好物です。
腰痛注意報が警報に変わる前に、ほらストレッチストレッチ。
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