tag:blogger.com,1999:blog-10349320109488226712024-02-22T12:27:16.333+09:00云 月 庵云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.comBlogger26125tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-88945384985756597442010-07-16T20:59:00.007+09:002010-07-16T23:38:07.857+09:00夏は陶器祭明日は祇園祭のクライマックス山鉾巡幸。<br />
例年、これと相前後して、京都は梅雨明けを迎え、夏本番。<br />
暑いあつい京都の夏の恒例行事のひとつに、陶器祭があります。<br />
<br />
<a name='more'></a><br />
7月9日~12日には、冬の大根炊きで有名な千本釈迦堂で<br />
陶器祭と陶器供養が行われたそうです。<br />
続いて、山科・清水焼団地と五条坂でそれぞれ陶器祭が開かれます。<br />
連れ合いも、清水焼団地と五条坂に出店。<br />
汗と陽射しとビールにまみれる日々がすぐ其処まで来ています。<br />
<br />
昨年、作品の植木鉢に植物を植えた物を出展したところ<br />
意外に喜んでくださる方が多かったので<br />
今年はそれをメインに、新作の一輪挿しも用意しました。<br />
他にカップ・鉢・お皿などの食器類に加え<br />
ぐい呑み・片口などの酒器もモチロンはずせません。<br />
<br />
植木鉢への植込みは、私達の大のお気に入りで<br />
いつもお世話になっている<a href="http://tanigawa-hana.petit.cc/apple1/">谷川花店</a>さんにお願いしました。<br />
こちらのお店は千本出水のバス停前で営業を開始されたのですが<br />
今年2月にHPの場所へお引越しされました。<br />
ネットではまだ以前の場所を書いた記事が多いので<br />
お訪ねになる方はどうぞお間違えなく。<br />
北野天満宮から今出川通を東に行った南側にあります。<br />
<br />
過去の展示会で手元に残ったミヤサマカエデ・松・ヒメコウジの他<br />
カナシデ・姫シャラ・アメリカヅタ・ガジュマル・花石菖<br />
風知草・馬の鈴草・モミジ・山苔などが青々と植え込まれて<br />
お祭に向けて出番を待っています。<br />
<br />
暑い盛りですが、是非陶器祭の散策にいらしてくださいませ。<br />
<br />
<br />
■ <a href="http://www.kiyomizuyaki.org/news/20090629.html#aisatsu">清水焼団地 陶器祭</a> ←清水焼団地HP<br />
<div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"> 日程 7月23日(金)~25日(日)</div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"> 時間 10:00~21:00(最終日は19:00まで)<br />
<br />
毎年4人でブースひとつを借りて出店しています。<br />
お仲間は、雲林院ユカリさんと小宮山美恵さんの女性2人。<br />
お2人とも、床しい苗字でいらっしゃいますねえ。<br />
いつも女性らしく細やかで親しみやすい作品を出品されます。<br />
それから、五条坂でもご一緒する男性、朝倉浩之さんは<br />
寡黙な職人タイプ。作品も楷書でかっちりとされていて<br />
使い手に安心感・安定感を与えてくれます。<br />
朝倉さんの奥様もいつもお手伝いに来られるので<br />
女性の多いこのブースは、とても賑やかです。<br />
<br />
【清水焼団地・陶器祭会場でのブースの位置】<br />
</div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg2aGjvCqYOe0PhwFyufYUzWyPV_Sbl2Q7ZKQhHc6ANwfvXGXdHlnOzZrnt24br4oD2mN9aSfDr4UGOX1VvtLu-fYCSRqnch_29X96f5pT0Tn6ZokbCEBOnbL2WlS9eHBRo8oXWgL0pwEUj/s1600/%E6%B8%85%E6%B0%B4%E7%84%BC%E5%9B%A3%E5%9C%B0%E9%99%B6%E5%99%A8%E7%A5%AD.jpg" imageanchor="1" style="clear: left; cssfloat: left; float: left; margin-bottom: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" hw="true" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg2aGjvCqYOe0PhwFyufYUzWyPV_Sbl2Q7ZKQhHc6ANwfvXGXdHlnOzZrnt24br4oD2mN9aSfDr4UGOX1VvtLu-fYCSRqnch_29X96f5pT0Tn6ZokbCEBOnbL2WlS9eHBRo8oXWgL0pwEUj/s320/%E6%B8%85%E6%B0%B4%E7%84%BC%E5%9B%A3%E5%9C%B0%E9%99%B6%E5%99%A8%E7%A5%AD.jpg" /></a> </div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"><br />
</div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"> </div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"><br />
</div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"><br />
</div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"><br />
</div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"><br />
</div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"><br />
</div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"><br />
</div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"><br />
</div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"><br />
</div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"><br />
</div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"><br />
</div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"><br />
</div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"><br />
</div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"><br />
</div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"><br />
</div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"><br />
</div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"><br />
<br />
■ <a href="http://www.toukimaturi.gr.jp/">五条坂 陶器祭</a> ←五条坂陶器祭公式HP</div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"> 日程 8月7日(土)~10日(火)</div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"> 時間 9:00~23:00(最終日は早仕舞いです)<br />
<br />
朝倉さんと2人でブースを借りて出店いたします。<br />
朝倉さんの作品も白い物が多いので<br />
緻密な呉須の絵付けや、色鮮やかな上絵付けの作品とか<br />
土味を生かし野趣に富んだ作品を見ながら歩いてこられたお客様の<br />
目には、ことさら新鮮に映るブースかも知れません。<br />
今回は、特に植物の緑が多くなる予定ですが<br />
アスファルトの照り返しが植物達に過酷な環境になるので<br />
要注意ですね。<br />
<br />
元々、お盆でこの世へお里帰りされるご先祖様の迎え鐘をつきに<br />
ご近所の六道珍皇寺へたくさんの方がお参りにこられるため<br />
それに合わせて始まった陶器市だと聞いております。<br />
五条坂の陶器祭が終わるとお盆、そして大文字の送り火を合図に<br />
京都の夏もそろりと後姿で歩き始めます。 <br />
<br />
【五条坂・陶器祭会場でのブースの位置】</div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"><br />
</div><div class="separator" style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none; clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgi1GTweDXSnBxIQjwq7a3bIv8rkfqAaMqjcRvxJSSWfDb5fNqDjxqLyvATQlfulhpB3VHks4eitPoHHYCm5g69Xwjf0PNBBCDCb8Jk-DDynxhEZdnDCK_dbWa5aBtImbRAO4M1iHyrLPql/s1600/%E4%BA%94%E6%9D%A1%E5%9D%82%E9%99%B6%E5%99%A8%E7%A5%AD.jpg" imageanchor="1" style="clear: left; cssfloat: left; float: left; margin-bottom: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" hw="true" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgi1GTweDXSnBxIQjwq7a3bIv8rkfqAaMqjcRvxJSSWfDb5fNqDjxqLyvATQlfulhpB3VHks4eitPoHHYCm5g69Xwjf0PNBBCDCb8Jk-DDynxhEZdnDCK_dbWa5aBtImbRAO4M1iHyrLPql/s320/%E4%BA%94%E6%9D%A1%E5%9D%82%E9%99%B6%E5%99%A8%E7%A5%AD.jpg" /></a></div><div style="border-bottom: medium none; border-left: medium none; border-right: medium none; border-top: medium none;"><br />
</div>云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-71709957690649110522010-06-25T23:21:00.002+09:002010-06-28T08:58:01.155+09:00奇しくも日本がサッカーW杯の予選突破を決めたきょう、<br />
先生からダンス試験合格の内示があったとご連絡をいただきました。<br />
本当に嬉しく、またホッとしています。<br />
<br />
<a name='more'></a><br />
<br />
サッカーは、「ホイッスル!」というマンガが好きで<br />
持っていますが、現実の試合はあまり興味がありません。<br />
興味の薄いトコロはどんどん切って、好きなトコロを掘り返すタイプなので<br />
サッカーの観方がわからないのです。<br />
今回のW杯も、下馬評が低いせいもありましたが<br />
観ても周りの盛り上がりについていけないだろうな~という気持ちがあり<br />
敢えて観ないつもりでした。<br />
<br />
ただ、試験の当日がサッカーW杯開幕の前日だったので<br />
報道の度に、日本中サッカーだけど私はこっち、という<br />
もの凄くへそ曲がりなモチベーションが湧いたのも事実です。<br />
<br />
正式な通知は7月に入ってから郵送で、とお聞きしていたので<br />
まさかこんなに早く結果が知らされるとは思っていませんでした。<br />
レッスンしてくださったT先生に別件でお電話したところ、先生の方が驚かれたご様子で<br />
「きょう内示があったのよ、おめでとう」とおっしゃいました。<br />
最初なんのことかわからずボケた返事をしてしまった後で<br />
「え、うかったんですか?」とお尋ねして<br />
「さっきからそう言うてますやん」と笑われました。<br />
<br />
なんだかまだ信じられない気分です。<br />
郵送されてきた通知に不合格って書いてあったりしないのかな。<br />
もし書いてあったらどうしよう・・・立ち直れないですねきっと。<br />
<br />
それにしても、試験のレッスンは、本当に目からウロコのことばかりで<br />
とても勉強になりました。<br />
私みたいに運動神経なし、筋力なし、柔軟性なし、腰痛持ちの者でも<br />
きちんとしたレッスンを受ければ上達するんだとわかって<br />
とても前向きな気持ちになれました。<br />
基本に従ったレッスンを受けられることの、なんという有難さ。<br />
<br />
また、できない人間に対して、決して感情的になったりせず<br />
繰り返し同じことを仰ってくださり、何回も何回も見本を踊ってくださったT先生。<br />
これからきっと、ダンスばかりでなくいろんなシーンで、先生のこの姿を<br />
頭に思い浮かべながら行動することになると思います。<br />
K先生は、毎回レッスンにつきあってくださり(ボランティア!?)<br />
冗談で気持ちをほぐしながら、要所要所の復習をしてくださいました。<br />
<br />
そして、Ⅰ先生。普段のお稽古の先生で、この方がおられなければ<br />
私はここまでダンスを続けていなかったに違いないのですが<br />
Ⅰ先生も同じ日に、2ランク上の試験を受けられ、見事合格されました。<br />
先ほどⅠ先生からもお電話があり、2人して「よかった~」。<br />
先生は大丈夫、と言われていたのに、本番少しあがってしまわれたそうで<br />
「実は9割がたあきらめていたのよ」なんておっしゃっていました。<br />
とにかく、2人で合格できたことは何よりでした。<br />
<br />
この試験に合格したことで、私もダンス教師の末席を汚すこととなりました。<br />
ホントに、お粗末なことで恥ずかしい限りですが・・・。<br />
これからもダンスを続けて、何とかちょっとでも上手になりたいし<br />
初心者の方にダンスの面白さを伝えていければと思っています。云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-43525773526683584412010-06-17T00:36:00.001+09:002010-06-26T21:40:09.294+09:00ダンス試験その後6月10日に、ダンスの試験が終わりました。<br />
結果は、まだわかりません。<br />
7月に入ってから、自宅へ合否通知が来るのだそうです。<br />
大学受験から30年もたって、再び通知を待つ身になるとは。<br />
<a name='more'></a>社交ダンスの団体はいくつかあるらしいのですが、<br />
今回私が試験を受けた団体の認定教師は級が4つあって<br />
その初級、まずは教師見習いになるための試験でした。<br />
<br />
2月にお稽古を始めた時は、正直「これ、絶対無理!(号泣)」という<br />
状態でしたが、とにかくひたすらレッスンに通い<br />
どうにかこうにか頭では理解できてきたけど・・・というところで時間切れ。<br />
いろいろな方にお力添えをいただいているのに、「落ちました」って<br />
どの面下げて報告したらいいのかという思いが毎日頭を掠め<br />
その度に、そういうことは落ちてから考えるんだと自分に言い聞かせ<br />
諦めよう、投げ出そうとする自分をなだめたりすかしたりしながら<br />
辛抱できなくなると連れ合いに八つ当たりしつつ、日は過ぎて行きました。<br />
<br />
最終のお稽古では、先生に「よく頑張りました」とのお言葉をもらい<br />
あ~これで落ちても少しは言い訳がたつよね~とホッと安心したというヘタレぶり。<br />
お稽古でのベストの状態が試験で出せて、やっとこさ手が届くかな~という<br />
レベルなのが自分でもわかっていたので、当日はとにかく<br />
精神的なプレッシャーを減らすことを最重要課題として臨みました。<br />
できるだけ気楽に、深刻に考えないようにと思いながら、それでも押し寄せる<br />
緊張感。体が強張って、ちょっとしたことでパニックになりそうなのを<br />
必死で踏みとどまる感覚は、今思えば夢の中を彷徨っているようでした。<br />
結局1度だけパニクッてしまい、目立つミスが一箇所ありました。<br />
これがどう採点されるかにかかっています。<br />
<br />
試験は選抜するためのものではなかったので、決められた以上の点をとった人は<br />
みんな合格できるのです。競争でないところが本当によかったです。<br />
受験に来られていた方は皆さんお上手で、ここまで踊れなかったら合格しないんだと<br />
思うといっそ気が楽になり、今の自分の実力を見てもらえばいいや~と<br />
開き直ることができました。<br />
<br />
前の晩は緊張していましたが、それも試験の時にいやでもするんだからと<br />
自分に言い聞かせてだまくらかし、睡眠時間確保に成功。<br />
それよりも、終わった当日の晩は緊張がまったく解けず<br />
いつまでたっても寝られなかったのがとても新鮮な体験で<br />
野球の先発ピッチャーが登板の日寝られないという話は本当やってんや~、<br />
私のようなレベルでもこれだもの、そりゃそうよねえとつくづく思いました。<br />
<br />
連れ合いは「進んでるか」とか「大丈夫か」とかいう言葉は一切口にせず<br />
「愛知のフィギュアママみたいやな」と冗談をいいつつ<br />
甲斐甲斐しくお稽古の送り迎えをしてくれました。<br />
iPhoneに課題のCDを取り込んで、いつでも聴けるようにしてくれたり<br />
試験当日、食欲のない私に美味しいお昼を食べさせてくれたり<br />
あれがなかったら本当に困っただろうと思うことばかりです。<br />
私はいつもプレッシャーかけるようなことばっかり言っているのに。<br />
ちょっと反省・・・。<br />
<br />
実技だけでも合格すれば、秋にもう一度筆記試験だけ受けるチャンスがあります。<br />
その後、もう一段階上の試験を受けないかと先生に進められました。<br />
どうやら、試験会場でへらへらしていたので度胸があるように<br />
思われたフシがあります。いや、先生。私は正真正銘ヘタレなんですよお。<br />
ただ、勉強は続けたいのです。<br />
・・・ひょっとしたら、来年の春もまた受験生なのでしょうか。云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-22029196996442694142010-06-16T02:50:00.004+09:002010-06-16T09:51:44.905+09:00能『頼政』と『鵺』<div style="margin: 0px;">ダンスの試験が終わったので、久々の更新です。<br />
試験のことについては稿を改めるとして、<br />
きょうは次の日曜日に拝見することになっている『頼政』について。<br />
「梶の葉の舟」を更新したのですが、いろいろ考えているうちに<br />
もっと書きたくなってしまったのでこちらへ。<br />
<a name='more'></a><br />
『頼政』は、平家物語を題材とした能のひとつで、主人公は源三位頼政。</div><div style="margin: 0px;">この武将は能『鵺』にも登場し、主上に仇をなす妖怪・鵺を見事退治します。</div><div style="margin: 0px;">その武勲に感じた大臣が、褒賞の場で<br />
「ほととぎす 名をも雲居に上ぐるかな」と歌を詠みかけると<br />
折りしも浮かぶ月をちらと見て</div><div style="margin: 0px;"><div style="margin: 0px;">即座に「弓張月の 射るにまかせて」と返したという<br />
心憎いばかりの文武両道の達人。</div></div><div style="margin: 0px;"><div style="margin: 0px;">『鵺』ではこのエピソードを、退治された鵺自身に語らせます。<br />
そして、<br />
“ 頼政は名をあげて。我は。名を流すうつほ舟に。押し入れられて。<br />
淀川の。よどみつ流れつ行く末の。”<br />
と、間髪を入れず、屍と成り果てた鵺自身に焦点を戻します。<br />
頼政の華々しさそのものが、強力なスポットライトとなって鵺を照らし</div></div><div style="margin: 0px;"><div style="margin: 0px;">宿業の黒々とした影を観る者の脳裏に焼き付けるのです。<br />
<br />
終局、シテが月に向かって血を吐くように口にするのは<br />
暗きより暗き道にぞ入りにける。遥に照せ。山の端の月<br />
有名な和泉式部の歌。あまりにも痛切です。<br />
『鵺』を観るといつも、鵺って自分のことだと思えてしまうのは何故でしょうか。<br />
<br />
さて、では能『頼政』は、凛々しい武者の話かと思うと<br />
これもまた違うのがお能の面白いところです。</div></div><div style="margin: 0px;">平家全盛の世でありながら、文武両道の達人として万人に認められ<br />
源氏の身で三位に登ったとして「源三位」の名で呼ばれた主人公・頼政。<br />
その代償に平家への忍従を強いられ、鬱屈した老いの道を歩んでいた<br />
であろう彼が、ついに以仁王を奉じて挙兵。</div><div style="margin: 0px;">敢然と戦に挑みますが、最後は敗れて自ら命を絶ちます。<br />
死を遂げた平等院の庭で、諸国一見の僧に弔いを乞う頼政もまた<br />
暗き道から抜けられず苦しんでいるのです。<br />
<br />
「平等院の庭の面(おも)」というフレーズが詞章の中に出てきます。<br />
それを聴くと、頼政の歌<br />
庭の面(おも)はまだかわかぬに夕立の空さりげなくすめる月かな<br />
を思い出します。<br />
庭の面を濡らしている夕立の中に、頼政をはじめとした武将達の血の色が<br />
混ざっているのではないか・・・なんて妄想しまいます。<br />
そんな無残な雨が降った後も、月は皓々と空にあって<br />
頼政も鵺も、月を見上げ、憧憬し、祈っているのです。<br />
<br />
実は以前、とある催しで連れ合いの先生が『頼政』の仕舞を舞われるのを拝見しました。<br />
もう10年近く前だったように記憶しています。<br />
<br />
ほとんどの演技を床机にかけた姿でされていたと思うのですが、<br />
宇治橋の合戦の有様を語られるくだりは本当に素晴らしく<br />
宇治川を轟々と流れる水音、一塊となって宇治川の流れを渡る平家の騎団の<br />
水しぶきや馬の荒い息遣いが聴こえるよう。<br />
先生ご本人は下知する忠綱がそこにいるかと思うような若々しさと気迫で、<br />
文字通り胸が高鳴りました。<br />
<br />
後ほどお話を伺ったところ、この曲は若いうちには能を舞うことが許されないのだとか。<br />
仕舞ならば、ということで今回舞いました、とおっしゃっていました。<br />
それを聞いて、いつか先生が能『頼政』を舞われる時が来るのだと思い<br />
同じ時代に生まれて、それを観ることができる、なんて幸せなことだろうと思いました。<br />
<br />
待ちきれないような気がしたその日が、もうすぐやってきます。<br />
その舞台を拝見して自分がどう感じるのか・・・。<br />
10年たって、老武者頼政の苦しみや気概が少しでも感じられるようになったでしょうか。<br />
曲の最後、月は私の心の中にどんな形で浮かびあがるのでしょうか。<br />
『鵺』と『頼政』とはお互いの世界を深めあいながら存在している曲のようです。<br />
<br />
</div>云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-44322461667552493232010-02-21T12:42:00.001+09:002010-02-21T17:21:27.323+09:00バンクーバー五輪(4)フィギュア男子シングルの件、続きです。<br />
<br />
織田さんの「靴紐ほどけた」事件には驚きました。<br />
最初聞いたのは、演技の映像を見る前。<br />
会社で同僚が速報をチェックして教えてくれたのですが<br />
「この選手はまあ、本当にいろんなことがあるなあ・・・」<br />
という感想が浮かびました。<br />
<a name='more'></a><br />
<br />
遡れば、トリノ選考会の時の採点ミス。<br />
こんなことが起こるのは、本当にまれだと思うのですが<br />
ジャッジも人間ですし、あの時はたしか採点システム上の<br />
問題があったと記憶しています。<br />
それを引き当ててしまい、いったん優勝と判定があったのを<br />
2位に変更され、オリンピック代表権を逃してしまった織田さん。<br />
それが正しい順位だったとは言え、選手にとってはひどい話で<br />
運が悪かった、としかいいようがありません<br />
<br />
<div style="margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; margin-right: 0px; margin-top: 0px;">その時もでしたが、演技の中で同じジャンプを2度飛んでしまって減点、というのが</div><div style="margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; margin-right: 0px; margin-top: 0px;">彼にはその後ももう一回ありました。</div><div style="margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; margin-right: 0px; margin-top: 0px;">これは、フィギュアの採点方法とのからみで、他の選手にも</div><div style="margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; margin-right: 0px; margin-top: 0px;">起きる可能性のあることなのですが</div><div style="margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; margin-right: 0px; margin-top: 0px;">私が「へ~そういうこともあるんや・・・」と認識したのは</div><div style="margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; margin-right: 0px; margin-top: 0px;">織田さんの時が初めてで、びっくりしました。</div><div style="margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; margin-right: 0px; margin-top: 0px;"><br />
</div><div style="margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; margin-right: 0px; margin-top: 0px;"><br />
</div>そして、酒気帯び運転の発覚。これについてはご本人の問題で<br />
弁護をする余地はありませんが<br />
実際問題、他にもやっている人がいるだろうに<br />
彼はまた、どんぴしゃ見つかってしまうという。<br />
<br />
そして靴紐。演技前からすでに切れていたそうで<br />
これも、今回の報道で知ったのですが<br />
フィギュアの靴紐は、新しい時はよく伸びるために締りが悪く<br />
使い込むほど、締りがよくなるのだそうです。<br />
だから、切れたからといって急に新しいものは使えず<br />
結んで使っていたが、最後までもたなかった、ということのようです。<br />
<br />
これを聞いて、他の選手はどんな風に靴紐の調整をしているんだろう・・・と<br />
そちらの方が気になり始めました。<br />
いつでも切れる可能性のある物なのですから、予備が必要です。<br />
何本もの靴紐を代わる代わる使って、スペアを作ったりしているのでしょうか。<br />
<br />
とにかく、私にとっては、織田さんは演技に見える昇華された部分だけでなく<br />
フィギュアのいろんな身近な部分を教えてくれる選手なのです。<br />
とても人間らしくて、敢えて言えばドンくさくて、そんな彼が<br />
自分の得意なジャンプを磨き、苦手と言われる表現力の獲得にあがき<br />
選手として高みを目指す姿に、とても考えさせられます。<br />
<br />
今回のフリーは、靴紐の件以前に、滑り出しから表情が強張っていて<br />
いつものチャップリンを演じる彼ではありませんでした。<br />
それでも、7位入賞。やはり実力が評価されているのだなあ、と思いました。<br />
これから先、織田さんはまた泥の中から這い上がってきて<br />
フィギュアスケートの新しい見方を私に教えてくれるのではないかと思います。云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-25428976542376788212010-02-20T00:23:00.000+09:002010-02-20T00:23:59.627+09:00バンクーバー五輪(3)フィギュアスケート男子シングル、オリンピック初の銅メダル獲得です。<br />
<a name='more'></a>高橋さんは、ショートプログラムの順位を守って3位。<br />
見事にメダルを手にされました。<br />
<br />
出だし、4回転ジャンプに果敢に挑むも転倒。<br />
しかしそれをひきずることなく、表現力の問われるプログラムに<br />
没頭して、彼らしく魅力的に演じてくださいました。<br />
滑っているときの表情が素晴らしく、心を揺すぶられました。。<br />
演技のための作られた表情でない、身体の奥底から今この瞬間が充実していると<br />
感じているような、よい表情でした。<br />
<br />
演じ終わった時の感極まった表情、表彰台の上で涙をこらえる表情も<br />
彼の人柄が素直に出ていて、本当に気持ちのよいものでした。<br />
ほんのわずかな時間、彼に気持ちを沿わせただけの人が<br />
私を含めテレビの前にたくさんいる訳ですが、そんな者にも<br />
曇りのない祝福を口にする幸せをくださった、高橋さんの2日間でした。<br />
<br />
<div style="margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; margin-right: 0px; margin-top: 0px;">フリーは4分半と長丁場なので、高橋さんも最後のステップでは</div><div style="margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; margin-right: 0px; margin-top: 0px;">体力が限界に来ているように見えました。</div><div style="margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; margin-right: 0px; margin-top: 0px;">後ほんの少し、持久力があれば・・・。</div><div style="margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; margin-right: 0px; margin-top: 0px;">彼本来のステップの切れ味がもっとよかったのではないでしょうか。</div><div style="margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; margin-right: 0px; margin-top: 0px;">4回転ジャンプが3回転転倒のジャッジになってしまったことより</div>私にはそっちの方が残念に思えました。<br />
<br />
オリンピック期間に入ってから、高橋さんは何度か<br />
「これが最後のオリンピック」と発言しておられます。<br />
本当にそうなら、惜しいことです。<br />
高橋さんの身のこなしや表現力は、世界の中でも誰にも真似の<br />
できない、非常にオリジナリティのあるもの。<br />
明るくてキュート。その奥にある繊細で透明な切迫感。<br />
完成形に近い今の高橋さんを、もう少し見ていたいのですが・・・。<br />
<br />
男子フリーの話、次に続きます。云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-77115307028061815452010-02-18T01:08:00.002+09:002010-02-18T01:12:51.041+09:00バンクーバー五輪(2)フィギュアスケート男子シングルが始まりました。<br />
きょうはショートプログラム。<br />
高橋大輔さんの今シーズンのショートプログラムは<br />
音楽・振付・衣装どれも高橋さんによくフィットして<br />
とても見応えのある作品。大好きです。<br />
<a name='more'></a><br />
<br />
振付の密度が濃いので、曲と動きがぴったり合うと<br />
素晴らしい効果があります。<br />
しかし、日本の男子(男児?)に、こんなに踊れる<br />
スケーターが出てくるとは。<br />
振付の意図をよく理解して、とても魅力的に<br />
表現してくれる高橋さん。<br />
きょうの本番は、「パーフェクトではなかった」と<br />
本人も言っておられたように、多分もっと決めたかったのに<br />
流れてしまったところがあったように思えましたが<br />
それでも目に見えるミスもなく、高いレベルでまとめてきました。<br />
結果は、獲得ポイント自己ベスト更新で3位発進。<br />
<br />
織田信成さんは、そのすぐ後ろの4位。<br />
彼は次のフリーのプログラム、チャップリンが<br />
これまた感動的にフィットしているので楽しみです。<br />
見ていて切なくなるような、素敵なプログラム。<br />
<br />
小塚崇彦さんは、8位につけました。<br />
ニュースで部分的に見た時は、トリプルアクセルで着地に<br />
ミスがあったシーンだけ映ったので、硬くなっていたのかなと<br />
思いましたが、後で全部通して見たらそんなこともなく<br />
のびのび、勢いのある彼らしいスケーティング。<br />
さわやかな風が駆け抜けたようなショートプログラムでした。<br />
<br />
それにしても男子シングルは大混戦。<br />
織田さんがいるから言うのではありませんが、まさに戦国時代。<br />
誰がメダルをとっても不思議ではない状況です。<br />
<br />
復帰組1位発進のプルシェンコさん、5位のランビエールさんを始めとして<br />
キャラクターのはっきりしている選手が多く、面白いです。<br />
ランビエールさんは久しぶりに見ましたが、さすがスイスというか<br />
スピンの見事さは他の追随を許しませんね。<br />
加えて演技力。以前見た時よりも深み・厚みが出たように思われました。<br />
<br />
アメリカ勢も多士済々。<br />
2位のライサチェクさんはまるで辻村ジュサブローの<br />
人形みたいなプロポーション。長い手足を使ってダイナミックな演技。<br />
この方、何年か前に見た時は身体の大きさにかえって劣等感を持って<br />
おられるかのように自信がなさそうだったのですが<br />
実績を積むと共に演技も堂々として、心に響くようになってきました。<br />
<br />
それからウィアーさん。こちらは宝塚の小公子のような愛らしい<br />
男の子だったのが成長して、男っぽくなるかと思えば<br />
なんと今も奇跡のように中性的なまま。<br />
投げキッスが何度も入る、彼にしかできないプログラムを<br />
ほぼ完璧に演じ、6位に入ってきました。<br />
<br />
地元・カナダチャンピオンのチャンさんも、出遅れたとはいうものの<br />
7位につけ、観客の応援を追い風に巻き返しを図ります。<br />
この方はスケーティング技術では世界一と目されているそうで<br />
確かにのびのある滑りを見せてくれましたが、振付と衣装が<br />
今いちフィットしていなかったような気がします。<br />
それとも、プレッシャーで身体が硬かったのかも・・・。<br />
開き直って力を出してくると、怖い存在です。<br />
<br />
日本の3選手、フリーではいろいろな雑念を振り払って<br />
演技に没頭して欲しいです。<br />
果たして銀盤の女神は誰に微笑むのでしょうか。<br />
<br />
ところで、昨日スノーボードクロスは怪我が心配と書いたのですが<br />
きょうになって、日本の藤森選手が練習中の事故で棄権をされたことを<br />
知りました。転倒で頭を打った後めまいが止まらないとのこと。<br />
冬の競技は本当に危険と隣り合わせです。<br />
事故の際の判断ミスが、とりかえしのつかないことになっては大変。<br />
どうか軽く考えることなくすぐに検査・治療を受けてくださいますように。云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-12615403707495865012010-02-17T02:25:00.002+09:002010-02-17T08:55:42.873+09:00バンクーバー五輪(1)フィギュアスケート・ペアの競技が終わりました。<br />
<br />
川口・スミルノフ組は、メダルに手が届かず4位入賞。<br />
金は難しくても、ノーミスで行っていればあるいは表彰台に<br />
上がれたかもという感じでしたが、川口さんの集中力が<br />
足りないままの演技では、致し方ありません。<br />
<a name='more'></a><br />
<br />
今回の一連の報道で初めて知ったのですが<br />
彼女は「4回転ジャンプ」に夢があったのですね。<br />
もともとシングルの選手だった彼女がペアに転向したきっかけの1つに<br />
「1人では飛べないけど、ペアならスロージャンプで4回転が飛べる」<br />
ということがあったのだそうです。<br />
<br />
川口さんは、他の多くのフィギュアスケーターと同じく愛知県出身。<br />
伊藤みどりさん・恩田美栄さんといった、ジャンプに夢を懸けた先輩が<br />
おられます。川口さんもその直系の子孫、ジャンパーだったのか・・・と<br />
演技内容にもなんとなく得心が行きました。<br />
今回は残念だったけれど、もう一度夢を追って<br />
次こそ実現させて欲しいと願わずにはいられません。<br />
<br />
それにしても、伊藤みどりさんという不世出のジャンパーがいたからこそ<br />
今のフィギュア女子シングルのレベルがあることは間違いないでしょう。<br />
伊藤さんがトリプルアクセルを飛んで見せてくれてなかったら<br />
日本人で挑戦する人は今もいなかったかも知れないのです。<br />
浅田真央さんの洗練されたトリプルアクセルも生まれていなかったかも。<br />
伊藤さんのあの踏み切りから着氷まで独特の躍動感溢れるジャンプは<br />
鳥肌ものでした。今思い出しても興奮してしまうくらい。<br />
スピンも、軸がぶれず回転の速い素晴らしいものでした。<br />
凄い運動能力の選手だったなあ。<br />
<br />
今回のペアの中では、銅メダルを取ったドイツのサブチェンコ・ゾルコビー組が<br />
一番好みです。<br />
女性のサブチェンコさんは、ウクライナの方なのだそうですが<br />
とても上品で優美な雰囲気と、美しいラインを持った選手です。<br />
難しい姿勢のリフトを決めるボディのテンションがあるからこそなのでしょうが<br />
エロスライン風に足を上げたスピンとか、ちょっとしたポーズも凄く綺麗でした。<br />
男性のゾルコビーさんも、身体の動きに表現力があって<br />
とてもよいペアだと思いました。<br />
<br />
ところでジャンプといえば、スキーのジャンプ競技も久しぶりに見て<br />
昔と空中の姿勢が微妙に違うような気がしました。<br />
いろいろと研究が進んでいるのでしょうね。<br />
空気を捕らえた選手の姿勢は、まるで無重力空間をノーマルスーツで飛ぶ<br />
戦士のように気迫が前へ向かっていて、一種獰猛な魅力がありました。<br />
昔はもう少し、風を「受ける」という受動性が勝っていた気がするのですが。<br />
<br />
もうひとつ、トリノオリンピックから競技種目に採用されている<br />
「スノーボードクロス」が見ていて面白いです。<br />
(間違って「スキークロス」と書いていましたが訂正しました)<br />
スタートの瞬間、わらわらと選手が飛び出してくるところは<br />
思わず「今週のビックリドッキリメカ、発進~~!」と叫びそうになります。<br />
その後はチキチキマシン猛レースかルパン三世かというようなデッドヒート。<br />
選手達の身体の動きも、レースの駆け引きの面白さも両方味わえて<br />
初めて見る者でも楽しめる競技です。<br />
ただ、接触が多い分怪我が怖いので、どうか大事故だけは起こりませんように。云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-91071810332855184072010-02-16T01:20:00.001+09:002010-02-16T01:25:46.590+09:00テレビさんお久しぶり普段はほとんどテレビをつけない我が家。<br />
ドラマ関係も報道関係も、まったくといっていいほど見ません。<br />
<br />
昔はもっとテレビを見ていたのですが、いつ頃からこんなに<br />
見なくなったのか、不思議です。やっぱりクセのもんなんですね。<br />
結婚当初(20数年前)はアニメを毎週見たりしていたのですが。<br />
今では、スポーツ中継を観る時ぐらいでしょうか。<br />
<br />
そのテレビが存在感を大いにアピールする時がやってきました。<br />
プロ野球キャンプインに続いてバンクーバーオリンピックの開幕です。<br />
<a name='more'></a><br />
<br />
冬季五輪で一番楽しみなのは、なんと言ってもフィギュアスケート。<br />
フィギュアスケートの先陣を切ったのはペア・ショートプログラムです。<br />
日本人の川口悠子さんがペア大国・ロシアの代表として<br />
出場するなんて、まあなんて時代になったのでしょうか。<br />
彼女が活躍してくれるお蔭で、いつもなら男女シングルばっかりで<br />
あまり注目されないペアも大きく取り上げられ、嬉しいです。<br />
<br />
川口・スミルノフ組は、ショートプログラムで3位。<br />
サン・サーンスの『白鳥』に乗って白い衣装で踊る川口さん。<br />
本当に華奢で、体重が軽いせいか、白鳥というよりは<br />
蝶々が舞っているように可憐な演技でした。<br />
<br />
プロから今季競技復帰してきた中国の申雪・趙宏博組は<br />
風格さえ感じさせるような完成度の高いペアに見えました。<br />
また、フィギュアスケートのジャッジは結構実績重視に思えるので<br />
技術的に大きな差がなければ、相当厳しい戦いになるかも。<br />
中国ペアの年齢(男性37歳と女性32歳だそうです)を聞いてビックリ。<br />
あのカタリナ・ビットが、リレハンメルオリンピックで復帰した時は<br />
29歳だったんですよねえ。<br />
ビットは7位入賞に終わったのですが、それを思うと・・・。<br />
<br />
我が家のテレビは、未だアナログ。<br />
しかもBS以外は地上波しか映りません。<br />
プロ野球のキャンプの様子も、なかなか映像にありつけないのですが<br />
13日の土曜日は、朝からNHK総合でオリンピック開会式があり<br />
お昼過ぎからは民放で、阪神VS日ハムのキャンプ親善試合が<br />
放映されました。会社に行っている時間なので、とにかく録画。<br />
後からゆっくり観ようと思っていたのが、大失敗。<br />
<br />
3倍録画にするのを忘れてしまい、2時間しか録れていませんでした。<br />
開会式の入場行進が終わり、アトラクションが始まったあたりでプッツリ。<br />
あ~~がっかり。屋内の会場で、セットが凝っていて面白かったのに(涙)。<br />
プロ野球もお預け。うちに球春が訪れるのはまだ先のようです。云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-49384113611456926622010-02-12T00:58:00.004+09:002010-02-12T18:34:06.974+09:00新年会福引<span class="Apple-style-span" style="font-family: inherit;">きょうは連れ合いのお能のお稽古会がありました。</span><br />
<span class="Apple-style-span" style="font-family: inherit;"></span><br />
<span class="Apple-style-span" style="font-family: inherit;"></span><br />
<span class="Apple-style-span" style="font-family: inherit;"><a name='more'></a></span><br />
お稽古会は、毎年3回です。概して以下のような内容に<br />
なっています。<br />
<br />
●1月末~2月初めに「新年会」の名称で行われるお稽古会。<br />
内々の会で、お客様は呼びません。<br />
●4~5月に「青嵐会」の名称で行われる発表会。<br />
お客様にも来てもらう正式な会です。<br />
●8~9月頃に「歌仙会」の名称で行われるお稽古会。<br />
浴衣会とも言い、内々の会で、お客様は呼びません。<br />
<br />
<div>きょうは「新年会」。連れ合いは『難波(なにわ)』のお仕舞と<br />
お謡3番に出演しました。<br />
お謡の役は、『恋重荷』シテ・『弱法師(よろぼし)』ワキ・『実盛』ワキです。<br />
<br />
新年会には、「福引」という恒例の行事があります。<br />
出席者がそれぞれ品物を持ち寄り、くじ引きでプレゼント交換会をするのです。<br />
持参する品物はなんでもよいという訳ではなく、決まりがあります。<br />
<br />
まず金額。これはだいたいの額が決められています。<br />
今回は1500円程度、という決まりでした。<br />
<br />
もうひとつの決まりは、自分が出演する能の曲または詞章にちなんだ<br />
品物でなければならないということです。<br />
しかも、それをクイズ形式に仕立てて<br />
くじには詞章の他にヒントを書かないといけません。<br />
<br />
この「福引」、いつも楽しみでもあり、その分とっても悩んでしまいます。<br />
とてもプレッシャーのかかる行事なのです。<br />
<br />
私は出演者ではないので、今まで勝手に曲を自由に選んでいました。</div><div>例えば『安達原』。“あまりに夜寒に候ふ程に。上の山に上り木を取りて。</div><div>焚火をしてあて申さうずるにて候”という詞章を取り上げて<br />
品物は「電気アンカ」。<br />
ヒントは「これがあれば薪を取りに行くこともなく、閨を覗かれずに済んだのに・・・」<br />
<br />
またある時は『箙』。“兜も打ち落されて。大童の姿となつて”の詞章にちなんで<br />
品物は「ヘアブラシ&梅の花の飾りがついたヘアピン」。<br />
ヒントは「これで髪を直してください」とか。<br />
<br />
今回は何も思いつかず、ぎりぎりまで悩みました。<br />
前日スーパーを巡り歩き、やっとひねり出したのが<br />
『難波』の“寄りては打ち。返りては打ち”から<br />
スーパーで買える「打つもの」→「うどんとそば」。<br />
一応稲庭うどんと戸隠そばというメジャーなブランドを選択。<br />
ヒントは替え謡風に「練っては打ち、返しては打ち・・・美味しく打ち上がりました」<br />
<br />
これだけでは寂しいので、もう一箇所“花を散らしてどうと打つ”にひっかけ<br />
名前がぴったりだった「揚げ玉『天華』」も入れました。<br />
こちらは「花の代わりに散らしてお召し上がりください」とヒントを<br />
つけてみました。<br />
天かすを暖かい麺類に入れて食べると美味しいですものね~。<br />
<br />
出席者のみなさん、いろいろ趣向を凝らして福引に参加されます。<br />
いつも楽しい福引を考えてくださる某先生の今回のご出題は『殺生石』。<br />
“野干(やかん=狐の化生)は犬に似たれば”の詞章から<br />
犬に似たヤカン→スヌーピーの絵の入ったポットを持参されました。<br />
ひねりが何度も入るのがこの先生の得意技です。<br />
<br />
私が今回面白い~と思ったのは『国栖』をテーマにされた方のもの。<br />
“天を指す手は。胎蔵。地を又指すは。金剛”という詞章を取り上げ<br />
ヒントは「降れば天に向かって差し、止めば地を指すもの」。<br />
さて、おわかりでしょうか?<br />
<br />
答えは「傘」。「指す」と「差す」を上手くひっかけたところと<br />
開いて使う時には傘の先が上を向き、閉じて手に持った時には<br />
傘の先が下を向くのに着目したところ、スゴイ!<br />
これだけでも、普通のなぞなぞとして使えますよね。<br />
それを謡にも関連付けるなんて、超絶技巧だわ~と脱帽でした。<br />
<br />
もうひとつ、『胡蝶(こちょう)』を題材にされた方は<br />
「詞章は無関係。タイトルを10回続けて早口で言ってください」という<br />
ヒント。もうおわかりですよね。時節柄もぴったり!<br />
答えは、「チョコチョコっとしたチョコレート」でした。<br />
<br />
私も好物のチョコレートを引き当てました。<br />
『唐舩(とうせん)』より“帆を引き連れて”の詞章をもじって<br />
「頬が引き攣れないように、リラックス・・・これで一服してください」という<br />
メッセージを入れていただきました。<br />
ありがとうございました。抹茶チョコ、とっても美味しかったです。<br />
寝る前だというのに一気食べしてしまいました。カロリーが・・・。</div>云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-611740537739566492010-02-11T01:19:00.004+09:002010-02-11T21:42:07.486+09:00何事も思い入れたる人なればお能に『清経』という曲があります。<br />
平家一門が都落ちし、一旦九州へ行きます。<br />
有名な一の谷の合戦・屋島の戦い・壇ノ浦の合戦など<br />
いわゆる「源平の合戦」が行われる前のことです。<br />
<a name='more'></a><br />
九州に落ちた平家一門は大宰府に入りますが、<br />
緒方三郎惟義に攻められ、海上に逃れます。<br />
この段階で、清盛の長男・重盛の三男である平清経は<br />
ひとり、豊前国柳浦(今の大分県)で入水、自ら命を絶ってしまいます。<br />
享年21歳と言われているそうです。<br />
<br />
<span class="Apple-style-span" style="line-height: 20px;">「左中将清経はもとより何事も思いいれたる(思いつめる)人なれば」</span><br />
『平家物語』には清経がこんな風に描かれています。<br />
大宰府落ちが辛酸を極めたものであったとしても<br />
戦いの趨勢が決した時ならばともかく、まだ誰一人敗戦を覚悟する者は<br />
いなかっただろうこの段階で、彼の心は折れてしまったのです。<br />
<br />
オリックスのキャンプ地で亡くなった小瀬選手の報道を聞いて<br />
この清経を思い浮かべました。<br />
詳細が明らかにされている訳ではありませんが<br />
もしも自死であったとしたら・・・<br />
奥様とは新婚だったと聞いています。<br />
何故自分を置いていったのか、と嘆き悲しんだ清経の妻と同じく<br />
小瀬選手の奥様も、夢でもいいから会いに来て<br />
その訳を語って欲しいと思われることでしょう。<br />
<br />
能『清経』の解釈について、いろいろのお話を聞きます。<br />
特に、議論の対象になるのが、自分を置いていった清経を<br />
妻は赦せるか?自分が妻なら赦せるか?というところでしょう。<br />
<br />
最初『清経』を観た時、やはり彼はひどいと思い<br />
自分だけ仏果を得て成仏してしまう清経を赦せないと思いました。<br />
<br />
でも、今は考えを変えました。<br />
平家物語を題材にしたお能、特に平家の公達を主人公にしたものは<br />
観ていると、主人公達をなんとか弔ってあげたいという気持ちに<br />
満ちているのを感じます。<br />
彼らを弔うために、一番のキイとなる出来事や人物を<br />
モチーフに使って、人生を端的に再現していると思うのです。<br />
<br />
例えば『敦盛』なら、通常通りすがりであるワキの僧に<br />
彼の命を奪った張本人、熊谷次郎直実出家の蓮生をおき<br />
一の谷の合戦前夜、平家の陣で敦盛の奏でる笛の音を<br />
攻め手の蓮生が聴いたというエピソードを織り込んで<br />
2人の人生の結びつきの強さを表現したり。<br />
<br />
『清経』には、彼を成仏させるために祈る僧は出てきません。<br />
私は、その役割を妻が負っているような気がするのです。<br />
絶対彼に生きていて欲しくて、でも思いつめる性格だから<br />
自分で命を絶ってしまうことも、本当はあるかも知れないって<br />
妻は知っていたのではないかと思います。<br />
だからこそ、「生きて帰って来てね」と何度も何度も<br />
彼に約束させたに違いありません。<br />
<br />
それなのに。やっぱり彼は死んでしまいました。<br />
心配していたように、彼らしいやり方で。<br />
「あんなに約束したのに!」と妻は恨みます。<br />
<br />
清経は、そんな妻の元へやってきます。<br />
妻とのやりとりは、お能の詞章としては随分現実的で<br />
生々しいものです。<br />
妻の恨みごとに対して、「あなただって、形見をつき返したじゃないか」と<br />
清経が言い返すところなんか、夫婦喧嘩そのもの。<br />
<br />
彼は、妻に赦してもらえなければ成仏できなかったのではないでしょうか。<br />
だから、恨み言を言われるとわかっていて妻に姿を見せ<br />
この運命に2人でいっしょに涙をこぼします。<br />
<br />
最後に清経が仏果を得た、それは妻が彼を本当に弔い<br />
成仏してくださいと願ったからだと、私は思っています。<br />
<br />
この解釈、実は今まで賛同を得たことがありません。<br />
どなたか賛成の方がおられたら、是非お話してみたいのですが<br />
やはり、奇抜すぎるのでしょうか。<br />
この解釈で演じられる『清経』が観たいと思うのは<br />
夢のまた夢でしょうか。云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-17948402280264664122010-02-06T01:43:00.002+09:002010-02-06T01:45:04.446+09:00オオワシに会いたい今でこそ、一日中家にいることが多いインドアな生活の連れ合いですが<br />
若い頃は結構アウトドアな遊びもやっていたようです。<br />
友達と車に乗り合わせてスキーに行ったり・・・<br />
今しかご存知ない方は想像しにくいのではないでしょうか。<br />
<a name='more'></a><br />
そのもっと昔はラグビーをやったこともあるというのですから<br />
無謀、というかなんというか・・・<br />
でも、そういう私も中学の時の所属部は陸上部だったという<br />
自分でも笑ってしまう過去があります。<br />
<br />
結婚した当初だったか直前だったか、お友達が誘ってくださり<br />
私もいっしょに琵琶湖でウィンドサーフィンをしました。<br />
正真正銘のオタクだった私は、当時のトレンドとはまったく無縁。<br />
帆を持ち上げるのに3回挑戦して、3回とも水に落下、あきらめました。<br />
その帆を持ち上げ、スイスイと沖へ出て行く彼を見送ったのは<br />
もう四半世紀前。あの時キミは若かった。<br />
<br />
そんな連れ合いは、「野鳥の会」に入っていたことがあるそうです。<br />
散歩コースの川べりを歩くと、カルガモの家族に出会えたり<br />
カワセミのハンティングに出会えたりする環境もあって<br />
私も鳥を見るのが好きになりました。<br />
<br />
おととしの3月、初めて琵琶湖の北に野鳥を見に行きました。<br />
長浜市の琵琶湖水鳥・湿地センターと<br />
高島市の新旭水鳥観察センターを一日で回って<br />
バードウォッチングを堪能。<br />
北帰直前のハクチョウ達を見ることができました。<br />
<br />
昨年は2月に湿地センターへ。この時、北帰かどうか、と<br />
センターの方が気を揉んでおられたのがオオワシ。<br />
昨日までは見られたんだけれど・・・とか、存在感が凄いよ~とか<br />
お話を聞くにつけ、タッチの差で見逃した悔しさが募り<br />
来年は絶対オオワシを見る!と決心したのでした。<br />
<br />
今年もセンターのサイトでは飛来から毎日オオワシの情報が<br />
アップされ、心ははや湖北へ飛んでいます。<br />
<div style="margin-bottom: 0px; margin-left: 0px; margin-right: 0px; margin-top: 0px;">ところが、入院がずれこんだりして昨年末は全く動けず。</div>昨期は2月20日過ぎに北帰しているので、もう後2週間くらいしか<br />
期間がないものと思われます。<br />
それまでに展示会が入っているため、行けるとしたら<br />
21日のたった1日しかなくなってしまいました。<br />
<br />
北帰にお誂えむきの風が吹くと、行ってしまうかも知れません。<br />
果たして今年、会えるのでしょうか。云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-13523240681478766732010-02-04T21:55:00.004+09:002010-02-05T08:43:22.156+09:00機動戦士ガンダム THE ORIGIN<div><br />
</div><div>闇雲にマンガを借りるのは止めよう・・・と決心したのに</div><div>返しに行った先でまたエライものに出会ってしまいました。</div><div><br />
</div><div>『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』。<br />
<a name='more'></a></div><div><br />
</div><div>前からそういう物があるとは話に聞いていました。でも。</div><div>いわゆる「ファーストガンダム」に思いっきりはまった後</div><div>その後の想像を絶するガンダムウェーヴからは</div><div>極力身を遠ざけて過ごしてきたのです。</div><div>「安彦さんの描くガンダム」に心は揺れたものの</div><div>やっぱり近づくのはやめよう、と思っていたのに。</div><div><br />
</div><div>手にとって絵を見てしまうと、だめなんです。</div><div>離せなくなって、借りてきてしまいました。そして一気読み。</div><div>やっぱり安彦さんの描くキャラクターはいいなああ・・・。</div><div>あごが薄くて三角にとがってるシャアなんてシャアじゃないのです。</div><div><div><br />
</div></div><div>好きだった声優さんたちの声が耳に聴こえてくるようです。</div><div>それなのに、ブライトさんの鈴木洋孝さんも</div><div>セイラさんの井上遙さんも、もういらっしゃらないなんて・・・。</div><div>ドズルさんの郷里大輔さんは、なんと先月他界なさったばかり。悲しい。</div><div>『THE ORIGIN』では、本当にドズルさんが魅力的に描かれて</div><div>いました。純情で情が深くてまっすぐで。</div><div><br />
</div><div>このマンガは、買い揃えて手元に置いておくことになりそうです。</div><div><br />
</div><div>それにしても、このマンガの「公式ガイドブック」とかいう物が</div><div>また別にあるそうですね。</div><div>マンガを読むのにガイドブックが要るのかあ。</div><div>どんどん多重構造化していくのですね。</div>云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-26867936251208599922010-02-02T23:06:00.006+09:002010-02-05T08:51:15.408+09:00レッサー4歳<div style="text-align: center;"><div style="text-align: left;">日が過ぎてしまいましたが、1月29日はレッサーのお誕生日でした。<br />
<br />
</div><div style="text-align: left;">うちに来てから丸4年。4歳になりました。</div><div style="text-align: left;">お稽古に出かける前に、大急ぎでお誕生会と記念撮影をしました。</div></div><div style="text-align: left;"><br />
</div><div style="text-align: center;"><img src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi2ukOeI-9k3j1snZWXVXCVySk9FqJ6VEjds8mio0j7_2t0SpYGqQulEsdFlyahtRpb0UNVTtMQj1qG0DJVV2xHJVucHWJ930M_cG-jdPDBAcYw5oeoPV_2lqBS0MqCx-XkeNx6RsoJBIO4/s320/%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%BC4%E6%AD%B3%EF%BC%91.jpg" /><br />
<a name='more'></a></div><div style="text-align: center;"><br />
</div><div>たくさんのケーキを目の前に、得意そうです。</div><div><br />
</div><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhX5fDnNVIZ0laMugjtCFy6gUGB7sImKj9H9oCP-I1ZyEwL8FgwPDBCqDwo3y4yPat6C8XpQ6BoKfbnFwJ-0gIiwUpGKISIn9Vvg3pEuot6Q-cs80r1mydJtgXjZRlfBkAcrZ9KON6_sWF6/s1600-h/%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%BC4%E6%AD%B35.jpg" onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}"><img alt="" border="0" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5433649582633658306" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhX5fDnNVIZ0laMugjtCFy6gUGB7sImKj9H9oCP-I1ZyEwL8FgwPDBCqDwo3y4yPat6C8XpQ6BoKfbnFwJ-0gIiwUpGKISIn9Vvg3pEuot6Q-cs80r1mydJtgXjZRlfBkAcrZ9KON6_sWF6/s320/%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%BC4%E6%AD%B35.jpg" style="cursor: hand; cursor: pointer; display: block; height: 320px; margin: 0px auto 10px; text-align: center; width: 240px;" /></a><br />
<div>このケーキを食べることにしたようです。</div><div>クレープのぽよんとした包みが気に入ったのでしょうか。</div><div><br />
</div><div>久世壽庵では、節分にレッサーが出演しています。</div><div>よろしければ、右側のリンクからご覧くださいませ。</div><div style="text-align: left;"><br />
</div>云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-40615059083382698652010-01-31T00:55:00.005+09:002010-02-05T19:09:52.137+09:00そういう訳で、ライブ<div>お食事会がライブに変わった土曜日の晩。</div><div>連れ合いは、仕事の予定がずれ込み(いつものことですが)</div><div>出かける時間が迫って大慌て。</div><div>急いでシャワーを浴び、ひげも剃って</div><div>なんとか時間通りに出発です。<br />
<a name='more'></a></div><div><br />
</div><div>ライブ会場は、北山通りからまだ北に行ったところ。</div><div>地下にある小さなライブハウスです。</div><div>お目当てのバンドはサックス・ギター・ベース・ドラムという編成で</div><div>レパートリーはジャズ・ロック・ラテン・ポップスと様々。</div><div>ジャンルはと尋ねるとフュージョンだとのことです。</div><div><br />
</div><div>ドラマーの方と知り合いなので、ライブに行き始めて何年かたち</div><div>お客様とも顔なじみになりました。</div><div>サックス奏者の方は、サックス教室を開いておられるので</div><div>お客様はそのお弟子さん達が多いのですが</div><div>その中でも特に仲良くしてくださる方があり、</div><div>毎月お会いするのが楽しみに。</div><div>彼女は陶展にもしばしば足を運んでくださいます。</div><div><br />
</div><div>きょうは、そのお弟子さん達の懇親会がまず行われ、</div><div>その後、セッションの時間として先生達のバンドをバックに</div><div>ミニコンサート形式のライブがありました。</div><div>私達は関係者ではないので、ライブから参加です。</div><div>お弟子さんの発表会を聴かせていただくのも数回目。</div><div>皆さん、聴く度に進歩しておられて、すごいな~と思います。</div><div><br />
</div><div>私はこのサックスの先生の音楽の大ファン。</div><div>どんな曲でも、この方が吹き始めると俄然推進力が出てくるのです。</div><div>音が、潤滑油をたっぷりもらったように淀みなく動いていく気持ちよさ。</div><div>その流れの中で、大きく強く、また柔らかくささやくように、と自由自在。</div><div>息遣いを追いかけながら、いつまでも聴いていたくなります。</div><div>ああ、一度この音で踊りたい~。</div><div><br />
</div><div>きょうの演奏の中に、DREAMS COME TRUEの</div><div>「やさしいキスをして」という曲がありました。</div><div>いつかこの曲でルンバの振り付けして踊ってみたいな~と思いました。</div><div>社交ダンス用にアレンジしたの、ないかなあ。</div><div>他にも「パンプス・ブギウギ」はジャイブにぴったりだな、とか</div><div>ダンスのことをつい考えてしまいます。</div><div><br />
</div><div>でも、もし今、社交ダンスを習っていなかったら</div><div>サックスを習いに行くことを本気で考えたかも知れません。</div><div>お弟子さん達が先生といっしょに演奏しておられるのを</div><div>少し羨ましく見ています。また始まった。</div><div>こういうのを田舎の言葉で「欲どしい」と言うんですよね。</div>云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-29086575664604980912010-01-29T23:18:00.000+09:002010-01-30T01:08:51.325+09:00欲張りすぎて先日29日・30日の予定が重なった、という話を書きました。<div>知人とのお食事会もライブも楽しい行事ばかりで</div><div>今思えば、もっと楽しいことしたい~!という</div><div>強欲なことを書いていたのに</div><div>恥ずかしいとも感じていませんでした。</div><div><br /></div><div>今日になって、食事をするはずだった方に急用ができてしまい</div><div>お食事会は中止になりました。</div><div><br /></div><div>「欲張りすぎじゃ~~」と天からの声が聴こえたような気が・・・。</div><div><br /></div><div>言葉は慎まないといけませんね。</div><div>きょうは反省の日でした。</div>云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-52466323354086695142010-01-28T23:09:00.005+09:002010-02-05T19:10:38.722+09:00歌謡大全集ここ数年、テレビよりもラジオを聴く事が多くなりました。<br />
<div><div><div>夕食の用意など、作業のお供にはぴったりです。</div><div>プロ野球のシーズン中は、中継のアナウンサーと解説者によって</div><div>ABCを聴いたりMBSを聴いたりしていますが</div><div>オフシーズンはもっぱらABC。</div><div>火曜日~金曜日の19:00~21:00の番組</div><div>「歌謡大全集」を毎日聴いています。<br />
<a name='more'></a></div><div><br />
</div><div>日替わりの男女2人がパーソナリティです。おととしと昨年は</div><div>メンバーも曜日も変わらなかったのですが、</div><div>今年は結構変わりました。</div><div>週のトップバッター、火曜日は桂かい枝さんと森川みどりさん。</div><div>私はこのコンビのおしゃべりが一番好きです。</div><div><br />
</div><div>ジングルの中にコント風のものがあります。</div><div>かい枝「落語界のおにぎり小僧、桂かい枝と」</div><div>みどり「ラジオ界のニコール・キッドマン、森川みどりが」</div><div>かい枝「いやいや、ニコール・キッドマンというよりも・・・」</div><div>みどり「・・・いうよりも?」</div><div>かい枝「・・・この後、まだまだ続きます」</div><div>みどり「逃げるな、かい枝~~!」</div><div><br />
</div><div>飄々としたかい枝さんと</div><div>真面目に演技しているみどりさんの組み合わせが可笑しくて</div><div>いつもくすっと笑ってしまいます。</div><div>昨年は、みどりさんソフィア・ローレンだったんですよね。</div><div><br />
</div><div>この番組では、歌のクイズのコーナーがそれぞれにあって</div><div>各曜日とも趣向を凝らしておられます。</div><div>英語の名曲をカバーした歌が流れ、歌っている歌手の名前は?とか</div><div>往年の大ヒット曲のB面に入っていた曲が流れ、歌っているのは誰?とか。</div><div>あまり知られていない曲のタイトルの一部を当てるクイズもあります。</div><div>これは必ず歌詞の中にその言葉が使われているので、それもピー音で</div><div>消されますが、前後の内容がヒントになります。</div><div>それぞれに面白く、つい夢中になって考えてしまいます。</div><div><br />
</div><div>ただ、パーソナリティの方達の出されるヒントが、今年は随分</div><div>親切になり、正解発表の前にわかってしまうことも多くなりました。</div><div>今はネット検索を丁寧にすれば、誰がどんな歌を歌っているかすぐわかるので</div><div>それなら少しでもラジオを聴いて正解に辿り着く人が多いようにと</div><div>考えておられるのかも知れません。</div><div><br />
</div><div>昨年は、桂かい枝さんの兄弟子さんの桂文喬さんが</div><div>毎週ハナ歌を一節歌い、そのタイトルを当てるクイズがありました。</div><div>これは難しかったです。なんせ、落語界の音痴選手権チャンピオンだそうで</div><div>リズムも音程も、見事に独自のアレンジがされていました!</div><div>他の曜日の正解率が80%とか90%とかなのに</div><div>この「ハナ歌クイズ」だけは正解率が10%を切っている時もありました。</div><div>あれなら絶対に調べられないから公平だ~と思っていたのですが</div><div>難しすぎて趣旨からはずれたのでしょうか。残念です。</div><div>大好きだったので復活させて欲しいのですが・・・。</div><div><br />
</div><div>番組の途中、20時になるとアナウンサーがニュースを伝えてくれますが</div><div>野球中継でお馴染みの声が聴こえると嬉しくなります。</div><div>なんとなく申し訳なさそうな声でニュースを読む清水アナ。</div><div>絶叫系の楠アナは、ニュースを静かに読んでおられる時の方がいい声です。</div><div>中邨アナは演劇が好きな方なのか、少~し芝居がかっているような。</div><div><br />
</div><div>野球が終われば歌謡大全集。早いもので今季も後2ヶ月ほどになりました。</div><div>来月には牧野エミさんの「虎っ子くらぶゥ!」でもキャンプ便りが</div><div>聞かれることでしょう。少しずつ、春が近づいています。</div></div></div>云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-76240349940727253242010-01-27T21:23:00.005+09:002010-02-05T19:15:41.426+09:00玄関工房<div>2月10日からの陶展に向けて、作品作りが佳境に入っています。</div><div>いつも展示会の前は、夜と昼がぐっちゃぐちゃになる連れ合い。</div><div>睡眠も細切れで、お布団に入らず仮眠で済ます日も増えてきます。<br />
<a name='more'></a></div><div><br />
</div><div>連れ合いの仕事場は、家の玄関です。</div><div>賃貸の家はとても狭いのに、玄関だけが結構広くて</div><div>そこに電動ロクロと仕事机と、スチールの棚を2つ置いて</div><div>仕事をしています。</div><div>ドアを隔ててもうひとつ奥に、洗濯機と窯の部屋があります。</div><div><br />
</div><div>会社に行っている私が家に戻って玄関の戸を開けると</div><div>作業工程の時々に、いろんな風景が目に飛び込んできます。</div><div>朝・昼・夕方と風景が変わる時もあります。</div><div><br />
</div><div>桟板(さんいた)という細長い板の上に、陶土でできた物が</div><div>並び始める時があります。</div><div>ロクロ成型をするところを飛ばしてそれだけ見ると</div><div>まるで板から芽が出て生えてきたみたいです。</div><div><br />
</div><div>上の方は綺麗な形のお湯呑みだったり杯だったりするのですが</div><div>下の方はまだ形づくられていないまま板に載せられているので</div><div>若干いろんな方向を向いているところも愛らしい感じがします。</div><div><br />
</div><div>この後、鉋を使って形を作る「削り」という作業をするので</div><div>適当な硬さまで乾燥させるため、高いところに板ごと置かれます。</div><div>陶器屋さんは、様々な段階で桟板に品物を乗せて並べて</div><div>置かなければならないので、その板を置く専用のスペースが必要です。</div><div><br />
</div><div>そのスペースはなんというの?と聞いてみたのですが</div><div>「桟板を挿(さ)すところ・・・かな?」との答え。</div><div>名前は特にないようです。本当にないのかな。不思議ですねえ。</div><div>うちでは、窯の上に金属の棒を2本渡して、そのスペースを作っています。</div><div>窯焚きが終わった後、余熱を利用して洗濯物を乾かすのに</div><div>物干し竿の代わりにも使えて大変便利です。</div><div><br />
</div><div>素焼きが終わると、土間に新聞紙が敷き詰められる日があります。</div><div>連れ合いは新聞紙の真ん中で、大きなたらいに入った</div><div>たこ焼きの生地みたいな白いドロ~ンとした液体を</div><div>大きな柄杓でごっとんごっとん混ぜています。</div><div>「釉(くすり)掛け」という作業なのだそうです。</div><div>たまに、そこら辺に置き忘れられた靴にも釉掛けされていたりします。</div><div></div><div>昨年のこと、いつものように家に帰ってきたら</div><div>素焼き前の、見慣れた形の一輪挿の肩のところに</div><div>陶土でできた小鳥が止まっていました。</div><div>口の広い花生の縁にも水辺に降り立った風情の小鳥がいます。</div><div><br />
</div><div>つい寄っていって、あれこれ見たりしゃべったり。</div><div>「これが可愛い」とか、「こっちはなんか変」とかバッグも置かずに何分か。</div><div>こうやって、いつも仕事の邪魔ばかりしています。</div><div><br />
</div>云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-62956728902340683152010-01-26T23:42:00.007+09:002010-02-05T19:16:23.290+09:00重なった<div><br />
</div><div>2月初めに、私の先生の教室主催のダンスパーティがあり</div><div>その中で、演技発表(デモ)が行われます。<br />
<a name='more'></a><br />
<br />
</div><div>私も出ることになっているので、それまでは水曜に補習をしていますが</div><div>毎月最終水曜には知人のライブがあり、これははずしたくありません。</div><div>今月もてっきり同じ日取りと思い、ダンスの補習を29日の金曜日に動かしました。</div><div>ところが今月のライブはイレギュラーで最終土曜日の30日と判明・・・。</div><div><br />
</div><div>そう言えば昨年末のライブの時、聞いていたかも!と思い出しましたが</div><div>時既に遅し。</div><div>土曜日はまた別の知人(お能の先輩・年下の女性)と</div><div>3人で食事に行くことに決めていたのです。</div><div><br />
</div><div>そこへまた、別の知人からライブパフォーマンスのお知らせが。</div><div>彼は舞踏をやる人で、とても美しい身体と動きを見せてくれるのですが</div><div>そのライブがこれまた29日の金曜日と30日の土曜日。</div><div><br />
</div><div>どうしてみんな29・30ばっかりなのでしょうか。</div><div>違う日なら行けるのに・・・。</div><div><br />
</div><div>しかも、実は29日はレッサーの誕生日でもあります。</div><div>レッサーとは、レッサーパンダ型枕(ぬいぐるみ?)で</div><div>うちへ来た日をお誕生日として、今年で4回目。</div><div>毎年ケーキでお祝いをしているのに、今年はそれもそこそこに</div><div>出かけることになってしまいます。</div><div>ごめんねレッサー。バタバタして。</div><div><br />
</div><div>レッサーがうちに来たいきさつと過去3回の誕生日の様子は</div><div>こちらです。(<a href="http://gekkasui-mokkindou.at.webry.info/200601/article_32.html">うちに来た日</a>)(<a href="http://gekkasui-mokkindou.at.webry.info/200701/article_34.html">1歳</a>)(<a href="http://gekkasui-mokkindou.at.webry.info/200801/article_30.html">2歳</a>)(<a href="http://gekkasui-mokkindou.at.webry.info/200901/article_26.html">3歳</a>)</div><div><br />
</div><div><br />
</div>云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-58066052944296962682010-01-25T23:23:00.007+09:002010-02-05T19:31:49.484+09:00腰痛注意報発令<div>お稽古の帰り、暗い道で段差があるのに気づかず</div><div>空足を踏んだら、右の腰と股関節が少し痛くなりました。</div><div>冬は腰痛の季節。気をつけないといけません。<br />
<a name='more'></a></div><div><br />
</div><div>初めてのぎっくり腰体験は高校生。</div><div>体育の授業でハンドボールをやった時、身の程知らずにも</div><div>ハンドボール部の子のジャンピングシュートを正面から受け止めてしまいました。</div><div>一瞬息が止まり、当身をくらったらこんな感じか、という衝撃の後は</div><div>体が二つ折れのまま戻らなくなって、ほとんど四つん這いで保健室へ。</div><div><br />
</div><div>今なら「体幹が弱い」というのでしょうか。</div><div>上を向いて寝転んで、両足を上げることができないという腹筋のなさ。</div><div>加えて目が悪く、それに伴って姿勢も悪い子供でした。</div><div>母に連れられて行ったお医者様には、「身体がねじれてます」と言われ</div><div>しばらく放課後に電気治療などに通っていました。</div><div><br />
</div><div>それ以来、軽い腰痛は日常茶飯事。</div><div>何年に一度かは大きいぎっくり腰に襲われていましたが</div><div>社交ダンスを始めて7~8年した頃、左腰に強烈な痛みがやってきました。</div><div>踊る時の足首の使い方が少しわかった気がしていて</div><div>このまま続けていければ、と思っていた矢先のことでした。</div><div><br />
</div><div>あまりに痛く、よくなる気配がないので、いつもなら放置のところ病院へ。</div><div>そこで右と左の腰椎に椎間板ヘルニアがあると言われました。</div><div>「手術しても治るかどうかはわからないですよ~」とお医者様。</div><div>椎間板ヘルニアってそんなもんなのでしょうかねえ。</div><div>「あ~やっぱりな~・・・」と納得もしましたが、日がたつにつれて</div><div>「とうとうやってしまったかも・・・」という絶望感がふつふつと湧いてきました。</div><div><br />
</div><div>左足は、痛みが少し治まった後も感覚が戻らず、力が入りません。</div><div>その足に体重を乗せるとか、その足で体を送るなんてまったく無理の状況が</div><div>何ヶ月も続きました。ステップを忘れたくないのでお稽古は行ってましたが。</div><div>また、夜寝ている時、姿勢を少しでも動かした途端左足がつって目が醒めるのです。</div><div>ナマケモノみたいにゆっくりと寝返りをうちながら、もう決して治らない気がしていました。</div><div><br />
</div><div>それでも、薄皮をはがすように、というのでしょうか、少しずつ痛みがやわらぎ</div><div>車に乗るのに腰をおろして、足を持ち上げられるようになり</div><div>寝返りが一気にうてるようになり、靴下が立ってはけるようになりました。</div><div><br />
</div><div>しかし懲りないやつで、その2~3年後、今度は右腰が発症。</div><div>またまたナマケモノの日々が何ヶ月も続きました・・・。</div><div>今も右足は痺れが残っていて、感覚が戻らず、時々親指がそっくり返っています。</div><div>足がつり始めるので、長時間の正座ができなくなり、お行儀がますます悪くなりました。</div><div>でも、歩ける人は社交ダンスもできる、とどこかで読んだ言葉をたよりに続けています。</div><div>ちょっとぐらいの腰痛だったら、ダンスのお稽古でよくなることもしばしばですし。</div><div><br />
</div><div>連れ合いの仕事も、腰痛が職業病と言われています。</div><div>本人もきっちり椎間板ヘルニア持ちです。</div><div>桟板(さんいた)と呼ばれる板に、ろくろ成型した物をぎっしり並べて</div><div>それを持ち上げ、自分の頭くらいの位置にある棚に乗せているのを見ると</div><div>これ、何歳まで続けられるんだろうと思ったりします。</div><div><br />
</div><div>夫婦でヘルニアーズ。寒い時や、重い物を持った時だけでなく</div><div>風邪をひいて寝込んだ後。お腹を壊した時。会社でいやなことがあった時なども</div><div>腰痛がいつのまにか傍に来ています。</div><div>そうそう、マンガの一気読みやパソコンも、腰痛の好物です。</div><div>腰痛注意報が警報に変わる前に、ほらストレッチストレッチ。</div><div><br />
</div>云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-87725583692924078212010-01-24T23:54:00.004+09:002010-02-05T19:32:22.731+09:00ダンス試験<div><br />
</div><div>祝日以外は日曜日だけが、週一回の貴重なお休みです。</div><div>きょうはその日曜日。ことさら長閑によい日和。</div><div>昨日に引き続き朝からマンガ三昧。合間に洗濯など。</div><div><br />
</div><div>午後から、社交ダンスを教えていただいている先生のお車で</div><div>別のお教室の先生のところにお邪魔しました。</div><div>今年の6月、社交ダンスの教師試験を受けることにしたので</div><div>そのお話を伺うためです。<br />
<a name='more'></a></div><div><br />
</div><div>社交ダンスを習い始めて、15年ほどになります。</div><div>運動神経のない、週1回しかお稽古に行かない私でも</div><div>これだけ続けていると、こんな話が舞い込んで来るのか・・・と</div><div>不思議な気がします。</div><div><br />
</div><div>昔からフィギュアスケート、特にアイスダンスを観るのが大好きだったのが</div><div>そもそもの理由だったかも知れません。</div><div>シンクロナイズドスイミングも新体操も、まだ殆ど目にすることの</div><div>ない時代でした。</div><div>音楽に合わせて演技する映像をテレビで見る機会と言えば</div><div>オリンピックの体操競技かフィギュアスケート、もしくはバレエしか</div><div>なかったのではないでしょうか。</div><div><br />
</div><div>その中で、生意気にも子供心に「音楽を表現してる~」と思ったのが</div><div>バレエとアイスダンスで、ず~っと憧れでした。</div><div>しかし、どちらも自分がやることのできる物と思ったことはなかったです。</div><div>スケートには学生の時2度行きましたが、手すりから離れられずでしたし。</div><div>バレエ・・・それこそ夢の世界でした。</div><div><br />
</div><div>大学生の時、好きだった名香智子さんが『PARTNER(パートナー)』という</div><div>社交ダンスのマンガを描いておられたので、そういう世界があることを</div><div>知ってはいました。でもやっぱりマンガの世界。</div><div>しかも、今思えば寮で仲良しだった友人が社交ダンスのサークルに</div><div>入っていたのに、当時合唱に夢中だった私は無関心でした。</div><div><br />
</div><div>ちなみにお能のサークルに入っている子もいました!</div><div>金沢から来て、「京都に行ったら習いたいと思っていた」と言う彼女を</div><div>私は本当に違う世界の人のように感じたものです。</div><div>それがこんなにお能とお近づきになるとは・・・これまた不思議です。</div><div><br />
</div><div>役所広司さん主演の映画「Shall we ダンス?」より早かったので</div><div>どういうきっかけで、自分が社交ダンスを習おうと思ったのか</div><div>実はあまりよく憶えていないのですが</div><div>宝塚を観始めたのと時期が近いことを思うと、これが引き金になったのかも。</div><div>続ける上では、宝塚は本当に大きなモチベーションになりました。</div><div>トップコンビのデュエットダンスが大好きで、いつか宝塚の曲で</div><div>社交ダンスを踊れたらいいな~という野望がありますし。</div><div><br />
</div><div>とにかく、バス1本で行けるところにお稽古場があって</div><div>時間も都合がつくお教室が見つかり、個人レッスンを受けることに</div><div>しました。今習っている先生の先生に当る方で、男性です。</div><div>先生が手取り足取り、優しく頭をなでなでしながら教えてくれる・・・と</div><div>なんとなく思っていた私の幻想は、初回だけしか保ちませんでした。</div><div>先生から「そうです」とか「よくなった」という言葉がいただけることは決してなく</div><div>レッスンが終わるといつも半泣きで、毎週のお稽古日は重い気分でした。</div><div>つくづく、自分は運動ができないな~と思い知らされたものです。</div><div>それは、今でも同じですが。</div><div><br />
</div><div>習い始めて3年ほどたった時、先生が</div><div>「教室主催のパーティがあるからデモに出てみないか」と生徒におっしゃったのです。</div><div>デモとはデモンストレーションの略で、演技発表というような意味に使う</div><div>社交ダンス独特の言葉です。</div><div>1組だけで1曲踊ることをソロといいます。私はワルツをソロで踊ることになりました。</div><div>「パートナー」という言葉は、一般的にはカップルのお互いに対して使われることが多いですが</div><div>社交ダンスでは、ペアの男性をリーダー、女性をパートナーと言い分ける、と</div><div>マンガで覚えました。私のリーダーは、もちろん先生です。</div><div><br />
</div><div>先生が「この子には無理」と思っておられたためだと思いますが</div><div>この時まで、私はシャドウダンスをしたことがなかったのです。</div><div>シャドウダンスとは、足型に従って相手なしで踊ることです。</div><div>いつも先生が手をとってくださり、支え、運んでくださっていたので</div><div>自分の身体を自分で運んで方向を変えたり回転したりすることが</div><div>これほど大変だというのを、初めて知りました。</div><div>でも、それがほんの少しでもできるようになった時の喜びもまた・・・。</div><div><br />
</div><div>本来の社交ダンスの動きなどまったくできるはずもなく</div><div>ただただ、なんとか足型を真似てフロアーを「移動」できるようになったのは</div><div>本番の直前でした。</div><div>その頃、レッスンの時間帯が近く、よくお稽古をご覧になっていた</div><div>お教室の先輩が私に「もっとニッコリして踊ったらいいよ」と助言してくださったのです。</div><div>「ワルツは、笑顔で踊るものなのよ。その表情もダンスの一部よ」と。</div><div><br />
</div><div>そうなんや~、と思った私は、今までテレビで見たアイスダンスや</div><div>宝塚の舞台の笑顔を思い浮かべ、成り切って踊ってみました。</div><div>すると楽しい!のです。こっちの方がずっと。</div><div>その先輩は先生のアシスタントのような立場でおられたのですが</div><div>会心の面持ちで「そう!そのほうがずっといいわ~」と言ってくださいました。</div><div><br />
</div><div>この時の先輩が、私の今の先生です。</div><div>この方に巡り合ったお蔭で、私はずっと社交ダンスを続けています。</div><div>そのご縁が広がって、様々な方が助力を申し出てくださり</div><div>試験を受けるように後押ししてくださいました。</div><div>こんなご好意を受けていいのだろうか、と思うようなことが</div><div>生きているとあるものなのですねえ。</div><div>なんとか、皆さんのお気持ちを無駄にしないよう</div><div>6月まで頑張りたいと思います。</div><div><br />
</div><div><br />
</div>云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-60785044781002784942010-01-23T21:43:00.004+09:002010-02-05T19:32:57.037+09:00百鬼夜行抄<div><br />
</div><div>昨年11月半ば、入院・手術することになったと</div><div>とある知り合いの女性に話したところ</div><div>「入院中は退屈するから、お見舞いにマンガを差し入れして</div><div>あげる。読みたいマンガある?」とのお心遣いに</div><div>思わず「『百鬼夜行抄』が欲しい~~」と口走ってしまいました。<br />
<a name='more'></a></div><div><br />
</div><div>その後慌てて「長いから5冊くらいでいいよ」と言ったのですが</div><div>大判のコミックスで単価も高く、新本で買ったら結構なお値段です。</div><div>古本屋さんに行っても、必ずあるような類のマンガでもありません。</div><div>よく考えるまでもなく、まことに図々しいおねだりです。</div><div><br />
</div><div>インフルエンザ流行の影響もあり、病院は身内以外のお見舞いを</div><div>断わっていたので、彼女が病院に来ることはないまま退院となりました。</div><div>日常に復帰して何日かした頃、なんと彼女から</div><div>「古本だけど18巻手に入れたよ!」とメールが。しかも</div><div>「ちょっと読んだけど面白いね」と。</div><div>自分の好きなマンガを好きと言ってもらうほど嬉しいことはありません。</div><div>「先に全部読んでくれていいよ~。読んでから回して」と私。</div><div><br />
</div><div>忘年会で受け渡しの案も出ていたのですが、会自体が流れ</div><div>新年会ももうそろそろ時期はずれ。</div><div>こちらは快気祝の手配にかかっていたところ</div><div>きょうになって突然、宅配便で我が家へお出ましに。</div><div>朝から体温が急上昇したかと思うほど心躍る出来事です。</div><div><br />
</div><div>前の記事の続きのようになりますが</div><div>子供時代、マンガを読むのが本当に好きでした。</div><div>本も好きで、毎日図書館で本を借りているような時期も</div><div>あったから、活字中毒の子供だったのかも知れません。</div><div><br />
</div><div>本がたくさんある家でしたし、親は本を買い与えるのを</div><div>渋るようなことは滅多になかったので</div><div>本に対する飢えを感じたことはあまりありませんでした。</div><div>でも、マンガは害悪のように言われていた時代。</div><div>今思えば結構たくさん読んでいたにも関わらず</div><div>なにかしら迫害感とか不遇感とかがつきまとっていました。</div><div><br />
</div><div>それと、読みたいマンガに対する飢餓感。</div><div>これが今でも抜けず、知り合いが自身の持っているマンガを</div><div>「これ面白いよ」などと言おうものなら、なりふり構わず</div><div>「貸して!」と言ってしまいます。</div><div>これは当たり外れが大きく、いい加減にやめよう、と思うのですが・・・。</div><div><br />
</div><div>『百鬼夜行抄』も、以前別の知り合いに借りて読み</div><div>これは大当たり。すっかりお気に入りになったマンガです。</div><div>覚醒と夢の間を行ったり来たりする感覚や</div><div>夢が悪夢に変わる直前の胸が動悸を打ち始める感覚など</div><div>このマンガを読んでいると、夢と戯れていた頃の感覚が蘇ります。</div><div>4~5日はどっぷり、この世界に浸れそう。</div><div><br />
</div><div>実は、10年前に別の病気で入院・手術した時も</div><div>知り合いにマンガのお見舞いをねだったんでした。</div><div>その時リクエストしたのは『ジョジョの奇妙な冒険』です。</div><div>ジョジョは絵が大好きなのと、「スタンド」という設定が新鮮で</div><div>今も手放していませんが、新刊を追っかけて買ってはいません。</div><div>もっと最近の格闘系マンガを読むと「生身でラグビーやれよ・・・」と</div><div>思ってしまうので、もうジャンプは卒業ですね~。</div><div><br />
</div>云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-30229240397586398052010-01-22T21:13:00.004+09:002010-02-05T19:33:30.279+09:00バルバラ異界<div><br />
</div>著明な方の訃報とともに、お別れに訪れる人の列が報道されます。<br />
<div>連れ合いは、桂吉朝さんのお別れの会に</div><div>尼崎まで行ったことがあります。</div><div>ご本人には大変縁起の悪い話ですが</div><div>私がお別れに行かなければ、と思える人がいるかな~と考えて</div><div>思い浮かんだのは、マンガ家の萩尾望都さんでした。<br />
<a name='more'></a></div><div><br />
</div><div>初めて読んだのが『11人いる!』を連載されていた頃で</div><div>並行して『ポーの一族』や『トーマの心臓』を買いあさっては読みました。</div><div>今、本屋さんに行くと、コミックの量の多さにびっくりしてしまいますが</div><div>当時は種類も数も少なく、ましてや田舎の本屋さんの品揃えは薄く</div><div>取り寄せをお願いしても再版を待つしかなく、</div><div>いつになるのか全くわからないという有様。</div><div>毎週日曜日に本屋さんに行っては、がっかりして帰る日々でした。</div><div><br />
</div><div>その後、マンガは信じられないほど世間に認知されるようになって</div><div>純文学のように作者の全集が編まれるようになり</div><div>私も萩尾望都さんの全集を買い、デビュー作から読むことができました。</div><div>その後、発表された時期とのギャップはあるものの</div><div>主な作品はだいたい読んでいると思います。</div><div><br />
</div><div>『バルバラ異界』は、一番最近に読んだ作品ですが</div><div>今まで感じたことのない違和感というのか、</div><div>望都さんに、どんな心境の変化があったんだろう・・・と思いました。</div><div><br />
</div><div>今まで、望都さんはSF、ファンタジー、バレエ、コメディ、その他</div><div>どんな分野に入れたらいいのかわからないさまざまなマンガを描いてこられました。</div><div>分野とかはどうでもよくて、それがすべて萩尾望都の世界であると同時に</div><div>ひとつひとつの作品が他の作品を連想させるようなことはあまりなく</div><div>それぞれが閉じた世界で完結していた気がするのです。</div><div><br />
</div><div>『11月のギムナジウム』と『トーマの心臓』がパラレルワールド的だとか</div><div>『精霊狩り』にオスカーがゲストで出てくる、</div><div>『とっても幸せモトちゃん』にSDエドガーが出てくるというような</div><div>自己パロディ的パターンはありましたが。</div><div><br />
</div><div>『バルバラ異界』には、ジャンプするとふわりと浮いてしまうような</div><div>身の軽い人間が出てきます。</div><div>これは『精霊狩り』の主人公ダーナや、その仲間の精霊を</div><div>即座に連想させられるのですが</div><div>ダーナや精霊たちが何故身が軽いのかわからなかったのに対して</div><div>バルバラ人は、その理由がはっきりとわかっているのです。</div><div><br />
</div><div>なんと、バルバラ人は身体に「うきぶくろ」という臓器を持っているのです!</div><div><br />
</div><div>他にも、夢を消してはやり直す、『銀の三角』を彷彿とさせる手法。</div><div>そう言えば青羽(アオバ)にはラグトーリンを思わせるところがあります。</div><div><br />
</div><div><div>火星への殖民や火星人と地球人との戦争という</div><div>『スターレッド』を連想させられるエピソード。</div></div><div>火星を語る青羽には、地球にいるセイが火星に恋焦がれている時の</div><div>イメージが重なります。</div><div><br />
</div><div>不正な卵の実験を繰り返す科学者は、『マージナル』でも</div><div>重要な役割をしていたな・・・などと考え始めると</div><div>なにか自分でも重箱の隅をつついている感じがしますが。</div><div><br />
</div><div>とにかく一番驚いたのは「うきぶくろ」。</div><div>あの精霊を作者がそんな風に説明する時がこようとは。</div><div>説明をしている訳ではないのですが、</div><div>昔編みあげた美しいセーターを見てその毛糸が使いたくなって</div><div>ほどいて別のセーターを編み直したような感じがするのです。</div><div><br />
</div><div>ライカのご両親のエピソードをチラ見せするお話の終わらせ方といい</div><div>今までご自分のイメージを完全にご自分の表現方法で描ききっておられた</div><div>望都さんが、なにか不完全燃焼というか・・・違和感。</div><div><br />
</div><div>それとは別に、望都さん、ひょっとしたらお能の『歌占(うたうら)』を</div><div>ご存知なのかな?と思いました。</div><div>3日間仮死状態にいたため髪がすっかり白髪になってしまった</div><div>渡会某(わたらいのなにがし)、って「バルバラ異界」の主人公そのままです。</div><div>地獄の曲舞は、夢へ潜水する主人公が装着している機械によって</div><div>モニターに映し出される悪夢とも思えます。</div><div>また、父親と子供の再会のお話というところも・・・。</div><div><br />
</div><div>お能関係の知り合いで「バルバラ異界」を読んでる人がいたら</div><div>一度お話してみたいのですが、思い当たりません。</div><div>ひとりで、つらつらと妄想しているだけです。</div><div><br />
</div>云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-58005190334452148162010-01-21T22:41:00.007+09:002010-02-05T19:34:10.614+09:00平成22年 晴謡会 新年会 <div><br />
</div><div>連れ合いの久世壽庵庵主の本業は、陶器製作です。</div><div><br />
</div><div>それと同じくらい、傾注しているのがお能。仕舞と謡を習っています。</div><div><br />
</div><div>来月は、大津の西武百貨店で陶展をさせていただくことに</div><div>なっているので、ただいま鋭意製作中です。</div><div><br />
</div><div>その合間にも、同好の方々と毎月催している謡の会があります。</div><div>「晴謡会」といい、1月は新年会と称して、謡と酒宴。</div><div>お酒も大好きな連れ合いは、もちろん万障繰り合わせて参加。</div><div>私も毎年、お弁当に釣られてお邪魔しています。<br />
<a name='more'></a></div><div><br />
</div><div>メンバーの年齢は、連れ合いが一番年下。</div><div>最年長の方はもう米寿を迎えられたかも知れません。</div><div>今も先生についてお稽古されている方もあれば</div><div>もうお稽古されていない方もあり</div><div>私的に教える立場におられる方もあり。</div><div>ついておられる先生も、観世流という共通点はあるものの、別の方々です。</div><div>でも、皆さんお能が本当にお好きです。</div><div><br />
</div><div>番組は、「神歌」「老松」「忠度」「草紙洗小町」の4曲。</div><div>「神歌」はいつも最年長の方がシテを勤められます。</div><div>今年も気迫のこもった、それでいて端正で品のある素敵なお謡を</div><div>聴かせていただくことができました。</div><div><br />
</div><div>「草紙洗小町」はお能の中ではお芝居に近い曲でしょうか。</div><div>大伴黒主の策略を逃れるべく、帝の宣旨に従って草紙を洗う小野小町の</div><div>シーンは、早くはやく洗って帝にお見せしなければという小町の心情が</div><div>リズミカルで美しい詞章の中に感じられるようで、面白かったです。</div><div>黒主役の方は会でも一番の実力者。</div><div>ぐっと抑えた演技で敵役に実感を込めてくださいました。</div><div>本来子方が演じる帝の役は、学生時代からずっとお仕舞をお稽古</div><div>してこられ、最近になってお謡を始められた方。</div><div>つややかな声と間の取り方がとても魅力的で、</div><div>高貴で若々しく、清新な帝を表現してくださいました。</div><div><br />
</div><div>他の方々も皆さん、それぞれにご自分のお役を力いっぱい</div><div>表現しておられるのを聴かせていただいていると</div><div>昔、マンガ片手にひとり声優ごっこをしていた頃を思い出し</div><div>ちょっと混ぜて欲しくなったりしながら・・・。</div><div><br />
</div><div>お稽古する側でも、観る側でもいいので</div><div>もっともっとたくさんの方がお能を楽しんでくれればいいのにな、と</div><div>思った一日でした。</div><div><br />
</div>云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1034932010948822671.post-81304247787181510242010-01-21T00:40:00.008+09:002010-02-05T19:35:03.423+09:00したたかに強く 限りなく優しく<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjSCfCEMn0oyO-hMGf7rgBBQwbAkLsw7Xat3YRQGl46tiM3eP0oNSiO8b1PfxmlvMiR9xPU2UPPa-Pl5XZ406Wq3y1DbnzYWZaSVp5PR46d5fgHD8wEFD3PlDaUSXj3FgcHq8-UbdOtjVZy/s1600-h/20100119%E5%80%89%E9%81%B8%E6%89%8B1.JPG" onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}"><img alt="" border="0" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5428857301916615522" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjSCfCEMn0oyO-hMGf7rgBBQwbAkLsw7Xat3YRQGl46tiM3eP0oNSiO8b1PfxmlvMiR9xPU2UPPa-Pl5XZ406Wq3y1DbnzYWZaSVp5PR46d5fgHD8wEFD3PlDaUSXj3FgcHq8-UbdOtjVZy/s320/20100119%E5%80%89%E9%81%B8%E6%89%8B1.JPG" style="cursor: pointer; float: left; height: 240px; margin-bottom: 10px; margin-left: 0px; margin-right: 10px; margin-top: 0px; text-align: center; width: 320px;" /></a><br />
<div style="text-align: center;"><br />
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</div>京都には「学区」というものがあって、地域を通う小学校で区切っています。<br />
<div><div>私の住んでいる地域は「百々(どど)学区」。面白い名前です。</div><div>この学区から現役プロ野球選手が生まれていたのです。</div><div><br />
</div><div>広島東洋カープの捕手、倉義和選手。<br />
<a name='more'></a></div><div><br />
</div><div>先日、3年~6年の生徒さん達とPTA他一般の人に向けて</div><div>倉選手の百々小学校お里帰りイベントがありました。</div><div><br />
</div><div>講演会などは初めてという倉選手、最初の自己紹介の時は</div><div>緊張で口ごもるシーンもありましたが</div><div>インタビュアーの土井麻由実さんの助けもあり</div><div>誠実なお人柄の滲み出るよいイベントとなりました。</div><div><br />
</div><div>それにしても、いつも拝見している広池浩司投手の</div><div>ブログを読んでも感じること。</div><div>広島の選手って、本当に野球が好きなんだなあ・・・と。</div><div>まっすぐな野球への思いが、とてもさわやかでした。</div><div><br />
</div><div>今年はマツダスタジアムにも行ってみたいです。</div><div>せめて、広島戦を1回は生で観たい!</div><div><br />
</div><div>タイトルは、倉選手が子供の頃に聞いて</div><div>ずっと心に大切に持っていると言っておられた言葉です。</div><div>素敵ですね。</div></div>云月http://www.blogger.com/profile/04008819788332262859noreply@blogger.com0